こんにちは!
料理研究家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
海外旅行に行ったときなど、なんとなく食べたくなる物のひとつに「お米」がありませんか?
それは、普段の生活に密着した主食だからではないでしょうか。
今日は、そんな私達が昔から食べてきた「お米」にフォーカスしてみたいと思います
「なぜ、米は日本人の主食になったのでしょうか?」
世界には米の他、トウモロコシ、麦類を主食とする国があります。
それぞれの国の主食は、その土地で栽培するのに最も適した作物であり、長く定着してきました。
日本で米が主食となった理由は上記からも分かるように、日本の気候風土に稲がよく育つ条件が揃っていたからなのです。
また、米は毎年安定した収穫が得られ、長い間ストックすることができるので、収穫が少ない時期も、保存した物を食べることができるという利点もありました
そんな米の特徴のひとつが「腹持ちの良さ」です。
粉よりも粒のほうが消化に時間がかかり、ゆっくりと吸収されてゆくため、血糖が安定するからなのです。
糖質はカラダを動かすエネルギー源
ある程度空腹感でいるほうが、仕事、運動、勉強などに取り組むとき、集中力がアップし、能率も上がります 。
また、ご飯と汁物を中心とした一汁三菜の「日本型食生活」は皆さんご存知の通り、栄養バランスが理想的と言われています 。
米の種類も、日本と海外の米では特徴の違いが見られます。
タイやベトナムなど他のアジアの国々でもお米を食べることはできますが、形状は細長く、食感はパサパサとしています。
そんなわけで、スープやカレーなどの汁物と一緒にに頂く食べ方が主流となっていますね。
それに比べ、日本の米はご飯だけで頂いても美味
口の中で噛めば、噛む程、おいしさや甘みが溶け出してきます
そんな米本来のおいしさを堪能できることは、本当に幸せ
米の良さ、おいしさを実感すると共に、一粒一粒に感謝の気持で料理をし、残さず頂きたい物ですね。
さて、本日は「お肉&野菜そぼろのせワンプレートご飯」のレシピをご紹介します。
こんにちは!
料理研究家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
冬は乾燥の季節
特に肌がカサカサしますよね。
近所のドラッグストアには、所狭しと乾燥対策の品々が並んでいます。
この時期、身体は冬の寒さ(寒邪)から身を守るため、内側にエネルギーを貯めようとします。
そのため、血行が悪くなり、体全体のエネルギーの流れが滞りがちになるため、肌の艶がなくなり、乾燥しやすくなります
外気も乾燥してカラっとしているので、内外の要因が合わさって、肌や体調のトラブルが起きやすい時期となってしまうのです 。
そのため、内側からのケア(食事)と外側からのケア(保湿)のダブルケアが欠かせません
内面的なケア(食事)では米などのエネルギーとなる主食をベースに、ホウレンソウ・ニンジン・鶏肉など、血を養う食材がおすすめです。「食物はこれが良い」という限定はできないので、食材の偏りなく、バランス良く頂くことが大切です。
外側からのケアは、やはり保湿クリームでのカバーが良いですね
私の場合、入浴後や水仕事をしたあとに、こまめに保湿クリームを塗っています。
また、肌と同様に乾燥を感じるのが「喉」ではないでしょうか?
喉を痛めると風邪を引きやすくなりますよね。
そんなときは塩番茶うがいがおすすめです。
これは、ぬるめの番茶に塩を加えてよく溶かした物なのですが、喉のイガイガや痛みの解消に役立ってくれています。
ちなみに、私が使用しているのは三年番茶というお茶です
でも、忙しい朝や帰宅したときなど、すぐに使いたいけど、そのたびに湯を沸かして番茶を作ってはいられないかもしれません。
そこでおすすめは、やかんに茶葉と水を入れて、煮だし番茶を作ったら、魔法瓶などに入れてストックしておく方法です 。
こうしておくと温かいお茶がいつでも飲めるので、我が家のダイニングテーブルにはいつも専用ポットがおいてあります。
うがいをするときはお茶に塩を入れて塩が溶けたら、水を加えて温度を調節して使うといいですよ
さて、本日はそんな番茶を使った「番茶ご飯」のレシピをご紹介致します。
番茶で炊き込んだご飯が絶妙な味わいをかもし出しています
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国の麺料理と言うと、真っ先に思い浮かべるのは冷麺でしょうか?
実際は冷麺以外にも、麺類はバラエティに富んでおり、日本の「そうめん、そば、うどん」のような物があります。
韓国では、うどんのことを「カルグクス」と言います
カルは「包丁」、グクスは「麺」の意味で、ところてんのように押し出して作る冷麺とは違い、カルグクスは切り麺です。
カルグクスの歴史は古く、中国の唐時代に朝鮮に伝わり、普及したと言われています。
ただ、中国と違うところは、中国の麺は小麦粉だけを使用していたのですが、李氏朝鮮時代はそば粉を主原料に小麦粉を混ぜていました
現在は小麦粉のみとなっています。
麺の作り方は、小麦粉、塩、水をこねて細く切り分けます。
生地に卵を練り込む場合もあります。
スープは、煮干しや昆布で取っただし、または、牛肉や鶏肉で取った物を使用。
味付けはニンニク、薄口しょうゆ、塩が一般的です。
具は韓国かぼちゃ、きのこ、海鮮、スープに使った牛肉や鶏肉などが多いですね
また特徴的なのは、打った麺をスープにそのまま入れて煮込むこと。
小麦粉のお陰でとろみがつくため、アツアツが長く続きます
それでは、本日はちょっと目先を変えて「キムチうどん(キムチカルグクス)」のレシピをご紹介致します
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
12月22日は冬至。
一年で一番昼が短く、夜の長い一日です。
次の年に移行する日と言うことで、「亜歳(あせ)」とも言います。
冬至は「あずき粥」を作って食べたり、門扉にまいたりして邪気を追い払う習慣があります
あずき粥の中にはもち米をこねた白玉を入れることがあります。
ソウルでは塩で味付けをしますが、地方によっては砂糖やハチミツを入れて甘くします。
そもそも冬至に食べるようになったのは、どのような理由からでしょう
中国から伝わったあずき粥の話にこうあります。
「荊楚(けいそ)歳時記」という6世紀に出た中国の年中行事記によれば、古代神話の神である共工と妻の間に、才知のない息子が生まれました。
しかし、息子が冬至の日に亡くなってしまい、その後、疫病の鬼神になってしまったそうです。
この息子が生前、あずきを怖がっていたことで、冬至にはあずき粥で厄払いすることになりました。
その風習が、現在でも根付いているのですね
もうすぐ冬至です。
今年は韓国風に、あずき粥を食べて厄払いしてはいかがですか?
本来はあずきから炊いて作るのですが・・・
今日は、市販の水煮のあずきで作るレシピ『あずき粥(バッチュク)』をお伝えします。
水煮でも、十分おいしく仕上がりますよ