こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
「料理のレベルを上げるにはどうすればいいですか?」という質問を受けることがあります。
様々な料理本を見たり、テレビ番組を見たりと目から情報を得ることもひとつの方法ですが、やはり実践が一番だと思います。
見てるだけなら簡単そうに思えることも、いざ実践してみると苦戦することがありますよね。
私自身もそういう経験、多々です
例えば、特にそれを感じたのが、先日のお弁当作りのとき
今年からプレ幼稚園に通う娘のお弁当作りがスタートしたのですが、まだ幼いこともあり、スプーンやフォークを使って食べられるメニューにしていました。
すると数日後、先生から、
「今、お子さんはお箸を使い始める時期になっています。使えるようになると自信も付いてきますので、お箸で頂ける物を入れて下さいね 」とアドバイスを受けました。
作る相手の状況によって、同じおかずでも形状を変えたり、見た目を変えたりとカスタマイズする必要性を改めて実感したできごとでした。
これは実践経験なしでは分からないことですね。
自分のために作るのであれば、自己満足で済ませられますし、ある程度妥協もできます。
しかし、食べてもらう相手の味の好みや体調などを知ることで、試行錯誤しながら料理(実践)していく状況が生まれます。
そして料理方法や味付けにも「オリジナル」ができあがっていくわけですね。
愛情を込めて作った料理を「 喜んで食べてくれた」、「健康に役立った」と言った結果が、料理のレベルアップ
につながることになるのではないでしょうか。
もちろん、料理本やテレビ番組も参考にして実践し、自分の物にして
料理の幅を広げていきましょう。
さて、本日は簡単そうに見えて、実はゆで加減が難しい『油揚げのベジロール』のレシピをご紹介します。
ぜひ、お試し下さい。
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
冷蔵庫に常備されている物のひとつに、 『卵』があると思います。
韓国でも卵は料理への応用範囲が広く、ビビンバ、スンドゥブチゲ、海苔巻きにも入れます。
具体的な卵料理が文献に登場したのは、1600年代の料理本「飲食知味方(ウンシクディミバン)」と「酒方文(チュバンムン)」です。
酒方文(チュバンムン)では、韓国語で水卵(スラン)と言って、ポーチドエッグの作り方を紹介しています。
この水卵(スラン)は、酢醤油を付けて頂きます
その他にはアルチムと言って蒸し卵の記述がされています。
釜のお米の上に卵をのせて一緒に蒸す方法です。
ちなみに、韓国では蒸すことを「チム」と表現しますが、必ず蒸し器を使うわけではありません。
人気の卵料理に「ケランチム」があります。
お店で食べたことがあると言う方もいらっしゃると思いますが、作り方はと言うと土鍋に卵液を入れて、直火で仕上げます。
家庭で「あと一品欲しいな」と思ったときに、さっと作れる料理のひとつですね。
また、卵焼きもよく作る料理です。
韓国の場合は、砂糖やだしは一切使わず塩のみで味付けしますので甘くありません。
お店で卵焼きを注文すると、みじん切りにした野菜がたっぷり入っていてケチャップがかかっていることが多いです。
オムレツと似ているかもしれませんね。
それでは、本日は、「韓国の卵焼き(ケランマリ)」のレシピをご紹介致します。
こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
きんぴら、切り干し大根、ひじきの煮物、豆の煮物・・などなど常備菜はあるととても便利ですよね。
「あと一品、作らないと!・・・でも思いつかない・・・」というときや、寝坊してしまった朝、急いで朝食を用意しなければならないとき、
冷蔵庫にきんぴらを見つけた瞬間、ほっとします
料理を作る側としては、常備菜に助けられること多々なのですが、家族にとっては、「またこれ???」と、少々不満の声もあがるのも事実
そこで、おすすめの方法が、「着せ替えクッキング」です。
私達が毎日、同じ洋服を上手にコーディネイトしているのと同じ感覚で、作りおきしている常備菜にちょっとひと手間加えて、違う料理にしてしまいましょう。
目先や味付けが少し変わるだけで、同じ物を食べている感覚がだいぶなくなりますよ。
定番は常備菜をご飯(すし飯にしてもOK)に混ぜて混ぜご飯にしてしまう方法ですが 、春巻きの具にしたり、ひき肉と合わせたりと、いつもの食材に合わせてみましょう。
ちょっと変わったアレンジ料理のできあがりです
余分に作ったきんぴらを例に取ってみましょう。
卵と一緒に和風オムレツにしてもOKですし、豆腐と混ぜて白和えにしたり、ゆでたそばに合わせて炒めそば にしたりしてもおいしいです
私は、ゴボウやレンコン等、火の通りに時間のかかる物は、まとめて炒めたり、きんぴらにしておいたりすることが多いです。
さて、本日のレシピはそんな炒めゴボウを使った着せ替えクッキングをお伝え致します。
「混ぜご飯の豆乳クリーム添え」をお試し下さい。
あけましておめでとうございます
管理栄養士/フードコーディネイターの吉田由子です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、新年早々おめでたい空気に水を差してしまうようですが
今年は4月に消費税増税を控えていますね。
昨年からの食品の値上げに続く家計の大ピンチ です。
ですが、ピンチはチャンス
今こそ主婦の腕の見せ所ですよ
そこで、今回は『家計に優しい料理術』をご紹介します。
これは、豚ロース肉をタマネギのすりおろした物に漬けこんでいる様子です。
豚肉に塩・こしょうをしてそのまま焼くと身が縮んで固く焼き上がってしまうことがありますよね。
不思議なことに、タマネギのすりおろした物を肉の表面に塗り、30分以上おくと肉がとてもやわらかくなるんです
肉に含まれるたんぱく質は、多くの種類のアミノ酸が数珠つなぎになっています。タマネギには、このアミノ酸のつながりを切り離す作用のある「たんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)」が含まれています。
プロテアーゼは、タマネギの他にもダイコンやショウガ、塩麹やヨーグルトなどにも多く含まれています。
また、パパイヤやキウイ、パイナップルなどのフルーツにも含まれています。
ゼラチンを使ったゼリーを作るときに、キウイを生のまま使うと固まらなくなってしまいますが、これもゼラチンのたんぱく質を分解してしまう酵素の働きによるものです。肉がやわらかくなるだけではなく、旨みや風味もアップするので、リーズナブルな肉でも味わい深い一品に変身します
野菜や果物の酵素を利用した『家計に優しい料理術』をぜひお試し下さいね
さて今回はそんな裏技を使った 『豚肉のシャリアピンステーキ』をご紹介致します。
やわらかく焼き上がる絶品レシピで、お子様から高齢者の方まで食べやすいと好評です。
ぜひお試しを