こんにちは!
料理家のひろろこと竹内ひろみです。
新しい年がスタートしました
今年もどうぞよろしくお願い致します
さて、新年に頂くお料理と言えば おせち料理
縁起担ぎの意味もある料理なので、お正月には欠かせませんね。
・・・ただ、3日ぐらい経つとおせち料理に飽きてくる ってことありませんか?
今日はそんな残ってしまったお正月料理のおいしい活用方法をお伝えしたいと思います。
煮物が余ってしまった場合。
細かく切って卵と一緒に混ぜ合わせて、卵焼きを作ったり、粉や溶き卵、パン粉を付けて揚げてみたり、すし飯に合わせてちらし寿司にするとおいしいです。
黒豆が残ってしまった場合。
牛乳や豆乳と一緒にミキサーにかけて、ゼラチンで固めて黒豆ミルクゼリーにしたり、パウンドケーキに入れて和風ケーキを作ってもいいですね
餅が残ってしまった場合。
おせち料理の中には入りませんが、餅もお正月には欠かせない食材で、余ることが多いです。そんな餅も目先をちょっと変えるだけで、違った味わいを楽しむことができますよ。
定番ですが、ピザソースとチーズを散らして餅ピザにしたり、ホワイトソースとの相性がいいので、グラタンの中に入れても美味
また、今日ご紹介するレシピ『揚げ餅のぴり辛スープがけ』のように揚げてもおいしいです。
餅を食べやすい大きさに切ってきつね色になるまで揚げましょう。表面がカリっとして、そのまま塩を振っただけでもおいしいです。
特に固くなってしまった餅にはおすすめの方法ですよ。
油の量も餅の半分が浸かるくらいの量で大丈夫です。おやつ代わりにもなるので、ぜひ作ってみて下さいね
こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
先日、子供から「なんで小松菜をゆでるときは、沸騰した湯に塩を入れるの?」と質問がありました。
普段、何気なくやっている調理ですが、「なんでそうするのか?」と立ち止まって考えることってとても大切ですよね。
考えずにただ、言われた通りやっているだけでは、料理を覚えるのに時間がかかりますし、同じ失敗を繰り返してしまう原因にもなります。
何故?の答えは科学的に説明できるものが多く、「調理」と「科学」は本当に結びつきが強いなと実感することが多いです。
先程の質問にもあった緑の野菜をゆでるときに塩を加えるのは、グリーンの色をきれいに保つためなんですね
これは野菜の色素であるクロロフィルが食塩の成分であるナトリウムイオンと部分的に置き換えられるからです。 塩を加えると同時に沸騰した湯で短時間にゆでますが、これは長時間加熱すると色があせて、グリーンの色が悪くなってしまうからなのです。
また、緑の野菜に酢を加えてしまうと色が悪くなってしまいますが、レンコンやゴボウなどは酢水に浸けると色を保つことができます。 これは野菜に含まれるフラボノイドという色素が酸性で無色に、アルカリ性では褐色になると言う性質を利用した物です。
以前、子供と一緒にさやいんげんをゆがいたとき、塩を入れる手順を説明してゆがいてもらったら、それ以降、こちらから何も指示をしないのに沸騰した湯に塩を加えてゆがいていました。
何も分からず手を動かすのではなく、調理の意味を理解して料理すると身にも付きやすいですし、失敗する回数も少なくなるんですね
さて、本日は『高野豆腐の竜田揚げ』をご紹介します。
高野豆腐も戻し方次第で、硬さが違ってきますね。
熱湯だけで戻すと煮崩れしてしまいますが、塩分をプラスすると煮崩れを防ぐことができます。
これは高野豆腐に含まれている膨軟剤が塩分に反応して軟らかさが変化するのですが、今回のレシピでは膨軟剤が入っていない素材を使用してみました。
ぜひ、レシピの方をチェックしてみて下さい。
こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
時短調理=それほど時間をかけずに料理を仕上げること。
これは忙しいときに本当に助かります
特に、お弁当作りや朝食の支度に追われる朝、帰宅してから夕食の支度をするときなど、事前にちょっとした準備をしてあるだけで、調理の手間がずいぶんと違いますね
今日はそんな『時短調理のためのちょっとした下ごしらえ』方法についてお伝え致します。
「ちょっとした下ごしらえ」のちょっとしたには意味があります。
と言うのも、食材は調理をし始めると色や形状に変化が生じるので、下調理をしすぎてしまうと見た目やおいしさがダウン してしまうのです。
また、暑い夏、作った物を室温に置いてはおけないので、冷蔵庫に入れておき、再度加熱調理となるため、あとから火を加えてもおいしく食べられる状態で下準備を止めておくことがポイントです。
例えば、キャベツを事前にゆがいておく場合は、シャキシャキ感が残る程度で火を止めましょう。
あとから卵など他の具材を加えての炒め調理をするときに、程良い歯ごたえで仕上げることができます。
下ごしらえが必要な食材は肉類の下味だったり、火が通りづらい野菜の下ゆでだったりすると思うのですが、もやしやえのきなどすぐに火が通る物でも、事前に加熱しておくと便利です。
さっと炒めたり、ゆがいておくと、あとはドレッシングで和えたり、味噌汁の具にしたりすることができるので、もう一品欲しい!というときに重宝しますよ
さて、本日ご紹介する『オリジナルミニバーガー』のレシピは、夏休みみんなが集まったときに一緒に作ると楽しいおすすめのレシピです。
ハンバーグは形を整えるところまでやっておき、加熱はみんなとホットプレートなどを使って焼き、できあがったら好きな具を挟んで頂いてもいいですね
ぜひ、お試し下さい。
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
いよいよ夏休み
子供たちにとってはワクワクの毎日ですね!
・・・とは言え、夏休みの間は給食がないので、ママは毎日のお昼ご飯やら、お出かけやら、夏休みの宿題 やらと、実は普段の日よりもずっと忙しかったりします
子供が低学年だと、結構時間がかかって悩む宿題が、自由研究。そこで、ぜひ親子で楽しめるアイディア をひとつご紹介します。
夏休みのお昼ご飯には丼物や麺類などの一品料理が大活躍しますが、一品物の定番のひとつ、 「焼きそば」を使って実験をしてみましょう。
<用意する物>
かんすい入りの中華蒸し麺、紫キャベツ、レモン、水またはお湯
紫キャベツをざくざく細切りにする。
フライパンに水またはお湯を入れて沸騰させ、紫キャベツを加える。
お湯に紫色が十分溶け出したら、麺を加える。混ぜているうちに緑色に!
⇒ここでソースを加えると、もとの色に戻ります。
緑色の麺にレモンをふりかけると、今度は「ピンク色」になるよ緑色の焼きそば
なんだか楽しそうでしょう?
これは、食品の酸性とアルカリ性と性質を利用した実験です。
紫キャベツの紫色は、ブルーベリーなどにも含まれる「アントシアニン」と言う色素。
中性のときは紫色ですが、酸性が強くなると赤色に、逆にアルカリ性が強くなると青色になる性質があります。
麺に含まれる「かんすい」はアルカリ性物質と組み合わせることで、様々な色の変化を目で確かめることができる、というわけです。
ちなみに、かんすいが水に溶け出した麺にカレー粉を加えると、麺が赤くなるんです!これもカレー粉の黄色が酸性アルカリ性にとって変色するためです。
実はこれ、10年以上前にとあるテレビ番組に出演させて頂いたときに、麺が赤くなることを知らずにカレー風味焼きそばを生放送で作っていて、麺の色がどんどん変わってきて、麺は赤いが私の顔は真っ青に というハプニングがあり…。
その経験から、焼きそばでの変色実験を知ったのでした。今では楽しい思い出です
さて今回は、しょうゆ味の「しょうゆ焼きそば」をご紹介します。すっきりしていて香ばしい風味は、ソース味とは全然違うおいしさが楽しめます。焼きそばのバリエーションも広がるので、ぜひオススメです。お試し下さいね。