2019年5月の記事
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国旅行のときは、ホテルのブレックファーストメニューではなく、外に繰り出して朝食を頂きたいですよね

昔に比べ、24時間営業や朝から営業する店が少なくなっているとはいえ、オススメしたい朝ごはんがあります


以前にブログ記事でご紹介した、コムタンとソルロンタン。
どちらも牛肉が入ったスープです。
お店によってご飯や素麺が最初から入り、クッパスタイルで頂けるのがポイント。
最初はネギを入れてそのままで、途中からキムチを入れると、味の変化も楽しめます

◆粥
韓国には粥専門店が多くあり、朝から多くの人で賑わっています。
日本では病人食の印象が強いですが、韓国では朝食や韓定食の一品。
朝鮮時代の王様が、本格的な朝食の前に召し上がっていたのが「粥膳」だったので、その文化が今も受け継がれているのです

種類も豊富で、観光客に一番人気なのがアワビ。
牛肉粥や野菜粥などもあります。
◆麺類
市場の屋台では、ほぼ朝ごはんを食べることができます。
中でも人気なのが、うどんのカルグクスや温麺のククスでしょう。
日本の立ち食いそば屋のような感じで、注文するとすぐに提供されるのが嬉しいです

先日、ソウルの南大門(ナンデムン)市場で、カルグクスの専門店に入ったところ、サイドディッシュとして、「韓国のりのせ雑穀ごはん」と「辛いビビン麺」も一緒に出てきました。お値段は700円程度なので、コスパの良さが際立ちます

◆トースト
ソウルには、昔から朝になるとトーストの屋台が並びます。
注文すると、目の前でパンを焼いて具を挟むのが特徴

日本のホットサンドのイメージで口にすると裏切られます

というのも、甘味があるのでデザート感覚なのです。
この甘いトーストがやみつきになって、韓国に行くと必ず注文するという方も多くいらっしゃいます。
紹介しきれないほど韓国の朝ごはんは多種多様で、韓国滞在中はついつい食べ過ぎてしまうのが玉に傷。
それほどおいしい物が揃っているんですよ

さて、本日ご紹介するレシピは、韓国スタイルの「ハムチーズトースト」です

ジャムを塗って甘く仕上げています。
家庭で作りやすい方法をご紹介しました。
いつもとは異なるハムチーズトーストを作ってみて下さいね


こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
ここ数年、日本ではタピオカブームが続いています。
タピオカをミルクティーに入れた、台湾発祥のタピオカティーは女性に大人気

見た目の可愛さやモチモチとした食感で人気のタピオカですが、タピオカが何からできている食べ物なのかは、知らない方が多いのではないでしょうか。
そこで、今回のブログは「タピオカの正体と栄養価、食事への取り入れ方」についてご紹介します。

キャッサバデンプンをタピオカと呼ぶのは、ブラジルの先住民のトゥピ語で、デンプン製造法を「tipi'óka」と呼ぶことによるそうです。
タピオカは、水分を加えて加熱すると糊化しやすく、抱水力が強いのが特徴。
その性質を生かし、ライスヌードルや冷凍うどんの食感調整のためにも使われています。
もちもちした食感が特徴のブラジル生まれのパン「ポンデケージョ」や、見た目と食感が人気の「白いたい焼き」など、身近な食品でもタピオカは大活躍

近年流行りのタピオカティーに入っているタピオカは、「タピオカパール」と呼ばれる物です。
「タピオカ」は糊化させたタピオカを容器に入れ、回転させながら雪だるま式に球状に加工し、乾燥させた物で、煮戻して利用します。
現在の日本で流通している「タピオカ」は、輸入乾燥タイプ、輸入真空常温タイプ、輸入冷凍タイプ、国産冷凍タイプなどがあるようです。
色は、定番の黒の他に、赤や黄、緑などカラフルなタイプも人気ですよ。
芋が原料で、タピオカの主成分は炭水化物

ご飯やパンと同じく、エネルギー源となる炭水化物が多い食品なので、運動前のエネルギー補給にもピッタリです

組み合わせる食材を工夫すれば、アスリートの補食としても非常に優秀な食材と言えます。
しかし、昨今ブームのタピオカティーは口あたりが良く、ついたくさん飲んでしまいがちなので、一般の方はカロリーオーバーに注意しながら楽しみましょう

タピオカティーを飲んだら食事のご飯を減らし、ソースやアイスなどのトッピングは控えて、なるべく小さいサイズを選ぶなどの工夫がオススメです。
さて、今回のレシピは、ビタミンCとカルシウムがおいしく摂れる「タピオカ入りフルーツラッシー」をご紹介します。
スポーツ前の補食や、成長期のお子さまのおやつにぜひお試し下さい


こんにちは!野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
ここ最近、おからパウダーが大変話題ですね。
おからパウダーは、乾燥させたおからのことで、乾燥おからとも呼ばれています。
また、おからパウダーは水で戻すと生おからの状態になるので、常備しておけば好きなときに食べられますよ
生おからは足が早く、場所も取るので、おからパウダーを常備しておくと、とても便利です。
しかし、今話題を集めているのは、そういった理由ではありません。
おからには、不足しがちな食物繊維をしっかりと含んでいることから、サラサラのおからパウダー小さじ1杯を、味噌汁やヨーグルトに入れたり、サラダにふりかけたり、手軽におからを摂り入れられるということで、注目が高まっているのです。
こうした健康効果が広く知られるようになり、おからパウダーは確実に商品数が増えています
そんな中、私はそれぞれのおからはどう違うのかということが気になり、5種類ほどのおからパウダーを比べてみました。
すると、おからパウダーには2つのタイプがあることを発見しましたサラサラタイプ
粒が粗く、砂のようで、水で戻すとおからそのものになる。
粗いので、焼き菓子にするとおいしい。フワフワタイプ
粒はほとんど分からないくらいに細かく、感触は片栗粉のような感じ。
水で戻すと、べちゃっとしたおからになるので、液体に溶け込ませたり、小麦粉の代替品にしたりして使うのが良い。
ちなみに、サラサラタイプを水で戻す場合は、2〜3倍の水を入れればOKです。
こうしておからパウダーを比べていたら、原点に戻って、おからをがっつりと使った料理も紹介したくなりました
そこで、「おからのポテトサラダ風」をご紹介します。
おからは水で戻すと淡白になりますが、豆乳で戻すと濃厚な仕上がりになりますよ
豆乳でおからを戻してみるのもオススメです。
こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
新緑がまぶしく、気分転換には自然の力を頂くのがいちばん良いですね
私達の身体を作っている毎日の食は、自然の恵みに溢れています。
晩春のこの時期は、気候変動や環境の変化の影響もあり、心身に疲れが生じやすいです。
そんなときは、精神と関係の深い「肝」の働きをアップする食べ物や、全身を巡る「気」の滞りを取ってくれる食べ物を摂りましょう
また、その時々の身体の状態に合わせて食べ物をチョイスすると、身体の内側から元気になる力が湧きますよ
「旬の食べ物」は、その時々の身体の状態にリンクしています。
春先に出回る、うど、セロリ、キャベツやタケノコなどの野菜を中心にお料理を組み立て、さらに酸味をプラスすると、食べ物の持つ効用力がよりアップするのです
酢やレモンなどの酸味食材をお料理の仕上げに加え、食卓に置いておき、お好みでかけて頂くのも良いですね。
酸味は肝の働きを助けるので、適度に摂ることをオススメします。
かと言って、摂りすぎは禁物です
自分がおいしいと感じる程度に摂取することは、バランスを考える上で大切なポイント。
摂らなければと食べるのではなく、自分の身体の声を聞きながら調節してみて下さい
ミントや大葉などの香味野菜は、気の巡りをアップさせる働きがあるので、お茶にして飲んだり、料理のトッピングとして添えたりして活用しましょう
ミカンやレモンなど、柑橘類の残った皮はお風呂に入れるとほのかに香り、リラックスしたいバスタイムには最適です
使用するときは、カスが散らばらないようネットなどに入れると良いですよ。
さて、今回のレシピは、レモン汁とカリカリじゃこと合わせて頂く一品、「さっぱりパスタ」をご紹介します
皆様も、ぜひお試し下さい