こんにちは!
それが韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国では、幅広い年代に絶大な支持を受けている飲み物があります。
それは、バナナ牛乳
1974年に発売されて以来、1日に80万個売れているそうです。
牛乳は古くから飲用されていました。 高麗時代の歴史書である「高麗史」に、牛乳を薬用として献上していたという記録があります。
当時は宮中や特権階級の補養剤でした
そして、モンゴルとの往来が始まってからは、国の常設機関として牛乳所が存在していたそうです。
この制度は、朝鮮時代まで引き継がれました。
牛乳は別名「駝酪(たらく)」 。 王様が早朝に召し上がる食事で、牛乳を使った駝酪粥がのぼりました。
王様が体調を崩したときは特に、薬用的な役割も果たしていたそうです。
牛乳が一般に普及したのは、近年になり洋食が入ってからです
欧米人が食事と共に飲用することから、韓国でもそのスタイルが浸透しました。
そして、牛乳粥も同様に親しまれるようになりました。
牛乳をそのまま飲むのは苦手という方がいらっしゃいますが、料理に利用して牛乳の栄養がとれるといいですね。
それでは、本日のレシピはもちろん「牛乳粥」 。
老若男女問わず食べることができる優しい味わいです
こんにちは!
料理家のひろろ こと 竹内ひろみです。
寒い日々が続きます
暖房器具など外側からの温めだけでは、ゾクゾクっとした寒さは解消できず、身体の内側から温めたくなりますよね
そんなときに食べたくなる料理と言えば「鍋料理」です。
鍋を食べたあとは、暖房も必要ない程、身体がホカホカと温まります
特にチゲ鍋など辛みが入った鍋を食べると、温かさが長く持続するような気がします
鍋料理のうれしいところは、身体を温める以外にもたくさんあります
そのひとつが大人数でも量の調節がしやすい点ではないでしょうか?
材料は切っておくだけなので、そのときの人数や状況に合わせて調理ができますし、温かい料理を食卓で温かいまま頂けるので、冬の来客時、我が家では鍋が食卓にあがることが多いです
さて、鍋のスープ(だし)についてですが・・・。
数多くの種類が市販されていて迷いますよね。
個人的には昆布と干しシイタケをベースにしたシンプルなものが好きです。
と言うのも、野菜・肉・魚類など、煮ている間にそれぞれの食材のおいしさがしみ出てきますから、基本だしとの相互作用でおいしいスープができあがるからです。
以前、つみれ鍋をしたとき、うっかり冷蔵庫に入れてあったつみれを入れ忘れて鍋料理をスタートしてしまいました
なんとなく物足りないな・・・おかしいな・・と思いつつ、食べ始めた頃・・・
主役のつみれの不在に気が付き急遽、投入!
つみれが煮える頃、スープにコクが加わり、とてもおいしい鍋ができあがりました
ちょっとした失敗でしたが、食材のもつおいしさを改めて感じる出来事となりました。
スープをシンプルにして、添えるたれを「ゴマだれ」や「ポン酢」、「辛味味噌」などいろいろに取り揃えると一度にいろいろな味が楽しめて、おいしさUP です 。
さて、今回は「トマト風味のあったか鍋」をご紹介致します。
ホールトマトをベースに作ります。
鍋ごと食卓に出してアツアツを頂きましょう!
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
本日2月3日は節分ですね。2014年の恵方は東北東です
関西では、節分の日に「厄除けぜんざい(善哉)」と言って、厄年の人が親戚やお世話になっている人、地域によっては道行く人にぜんざいをふるまうという風習があります。
これは、あずきの赤い色が邪気を払うとされていることと、ぜんざいを食べてもらうことによって、自分の厄も平らげてもらうという意味合いがあるようです。
今回は、厄除けぜんざいにちなみ『あずき』についてご紹介します。
『あずき』には、ビタミンB1、鉄分、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。カリウムが豊富に含まれているので利尿効果が高く、むくみを解消してくれる上、食物繊維が豊富なので便秘解消にも効果があります。
また、皮にはポリフェノールの一種であるサポニンという成分が豊富に含まれています。サポニンは、体内の余分な脂肪を分解してくれますので、中性脂肪やコレステロールを低下させる作用が期待できます。
さらにあずきには強い解毒作用があり、体内のアルコールをスムーズに代謝し、身体の外に出してくれるので、二日酔いのときにもおすすめの食材です
お正月や厄除けぜんざいで余ったあずきは、あずきの3倍にあたる量の水でアクをすくいながらやわらかくなるまでゆで、ゆで汁ごとファスナー付きの保存袋に入れて冷凍しておくとにすぐに使うことができるので便利です。
あずきを煮るときは、鉄製の鍋は控えるようにしましょう。
あずきに含まれるアントシアンという色素成分が鉄と結び付き、黒く変色してしまいますのでご注意を
さて今回は、そんなあずきを使った『あずきと根菜のミネストローネ』のレシピをご紹介します。
甘く調理して食べるイメージが強いあずきですが、スープの具材にしてもおいしく頂くことができます。
あずきの意外なおいしさが発見できますよ!
ぜひお試しを
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
寒い日は、煮込み料理がとても多くなりますね。
料理をしていると鍋の湯気が 部屋の中をほんのり温めてくれて、なんだかとても幸せな気持ちになります
この時期によく作るのは、豆を使った煮込み料理。
乾物なので、なんとなく豆に旬なんてないのでは?と思われるかもしれませんが、
実は今が旬。
秋に収穫された豆を乾燥させたいわゆる「新物」。
皮が薄くてやわらかく、ほっくりと煮上がるのが特徴です。
私たちに身近な豆と言えば、大豆と小豆かもしれませんね。
今日はそのうちの「小豆」に注目してみましょう 。小豆は他の豆に比べて、下準備の浸水時間が不要の、とても使いやすい豆です。
15日の小正月、厄除けに小豆粥を召し上がった方も多いのではないでしょうか。 記紀神話(古事記と日本書紀の総称) によれば、オホゲツヒメという食物の女神がいましたが、この女神の亡骸の鼻から小豆が生まれたと書かれています。
この他、蚕や稲、麦、大豆、粟なども体の各部位から生まれ、それを天照大神が栽培したのが農業の始まり 、と言うのが説話となっています。
これだけでも、小豆が日本の食文化に大変古くから根ざした食物であることがうかがえます。
先述の小豆粥を食べる習慣は平安時代からで、小豆の赤色が陽の色で冬の陰気を相殺させるという思想から、1年の厄除けという意味を持つようになったという説があります。
今ではハレの食べ物である小豆入りの赤飯も、かつては凶事の際の悪霊払いだったのが、江戸時代から祝いの食に転化して庶民に定着していったそうです。
小豆の色は、悪い者を遠ざける強い力があると考えられていたのですね。
さて今回は、その小豆を使って「手作り粒あん」を作ります。
小豆粥で残ってしまった小豆があったら、ぜひ作ってみて下さい。
ぜんざいやあんこもちなど、いろいろ応用できますよ。