2013年7月の記事
こんにちは!
料理家のひろろ こと 竹内ひろみです。
7月は長―い夏休みが到来する季節。
忙しくて普段できないことができるとても良い期間ですよね
お料理だったり、お裁縫、日曜大工!?などなど、おうちのちょっとした仕事を子供と一緒に楽しんでできるのも、余裕がある夏休みならではのこと
(塾などで忙しい・・など子供の生活状況にもよるので、一概には言えないのかもしれませんが・・)
そんな我が家でも、夏休みは貴重です。
普段は遊びに習い事にと忙しい息子とキッチンに立つことができますから、私のちょっとした楽しみの季節でもあります
さて、いろいろな情報が飛び交う昨今。
知識はネットなどから得ることはできると思うのですが、知識を知恵に変えようとする場合、そこに実践がないとなかなか身に付かないと思うのです
これはいろいろなことにあてはまりますが、お料理もその代表選手ではないでしょうか?
10回、料理本を熟読するのであれば、ニンジン1本でも切ったほうが身になりますよね
では、何を一緒に作ってみるのか?ということですが・・・
料理の種類は何でも良いと思います。
できればひとつのお料理の全工程(材料を用意するところから仕上げの盛り付けまで)を一緒にすることをおすすめします
と言うのも、できあがったお料理やお菓子を見て、
それができあがるまでのプロセスを子供が実体験で追えるので、「こうやって作るんだ」とより理解が深まるのです
私達がお料理教室に通っても同じですよね。
最初の材料を切る作業をして他のことをしていたら、いつの間にかお料理ができていた
そんな経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうすると、途中のプロセスが抜けてしまい、何だかよく分からなかった ということになります。
というわけで、ひとつのお料理を自分の力で最後までやり通すことはとても大切です。
「できた!!」という達成感もありますしね
また、「子供達がお料理をする年齢っていつですか?」とのご質問を受けるときがあるのですが、それは子供が「やりたい!!」とキッチンに入って来たときだと思うのです。
まだ小さいから・・・とついつい子供をキッチンの外に出してしまいがちですが 、1歳でも2歳でも、レタスをちぎったり、お米を研いでみたり、少しでもできることがあれば、一緒に作ってみると良いかもしれませんね。
さて、本日はそんな共同作業が楽しい「肉巻きスティック野菜」をご紹介致します。
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
皆様、暑中お見舞い申し上げます。
我が家では、子供たちがいよいよ(とうとう)夏休みに突入です。
毎日、鼻息を荒くしてアクティブに動き回る3人をまとめるだけで汗が噴き出します
親が夏バテしてしまっては・・・といつもよりしっかり食べるようにしているため、毎年私は夏太りします←いいわけ
とは言っても、我が家では、食欲が落ちてしまいがちな夏の食卓に少し工夫をしています。
気温が高い夏は、目に涼しい寒色系のテーブルクロスやランチョンマットを使い、ガラスの器を使ってお料理を盛り付け、見た目に涼しい食卓を演出しています
テーブルクロスやランチョンマットは、ブルーや白、薄紫や藍色などの寒色系がおすすめです。
赤やオレンジなどの暖色系に比べ、寒色系は感覚的に3℃前後涼しく感じさせる効果があるというデータもあります。
また、ガラスの器は光を反射してキラキラ輝き、透明感があるので、おしゃれで涼しげな食卓を演出してくれます
100円ショップにも様々なガラスの器や夏らしいランチョンマットが並びますので、ぜひ食卓に取り入れてみて下さいね
さて、今回は、爽やかなグレープフルーツを使った「エビとグレープフルーツのバジルサラダ」をご紹介致します。
エビに含まれるコラーゲンとグレープフルーツのビタミンCの食べ合わせが美肌をつくる嬉しいひと品です。
ぜひお試しくださいね
こんにちは、
料理家の野上優佳子です。
この季節になるとどうしても食べたいのが「鰻(ウナギ)」。
あの香ばしく甘辛い香りには、いつだって食欲をかき立てられます
今年の夏の土用は、7月22日。
この日はウナギを食べようと決めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今春のニュースでは、養殖用稚魚(シラスウナギ)が不漁で仕入れ量が昨年に比べて25%も減少 とのこと。
今年はウナギの価格上昇が避けられないと話題になりました。
日本でウナギ料理と言えば「蒲焼き」がとてもポピュラー。蒲焼きの名の由来は、その昔、ウナギの口から尾まで串を刺し、丸ごと塩焼きにしました。その姿が「蒲の穂」に似ていることから「がまやき」が転訛したと言われています。
ウナギは万葉集にも登場する程、日本では古くからなじみ深い食材ですが、日本独特の食材かと言えばそうではなく、特にヨーロッパ各国にはウナギを使った地方独特の名物料理があります。
例えばベルギーのアントワープの名物料理に「ウナギのグリーンソース」があります。
小さくブツ切りにしたウナギをハーブやホウレンソウのソースで煮込んだ物です。
また、フランスにはウナギを赤ワインで煮込んだ「マトロット」と言う料理があります。
北ドイツ地方には、「アールズッペ」と言うウナギと野菜を煮込んだスープが、スペインでは、ウナギの稚魚をオリーブ油で煮た「アヒージョ」という料理があります
所変われば品変わる。
ウナギの新たなおいしさを知ることができますね。
さて今回は、ウナギの蒲焼きを使った「ウナギの押し寿司」をご紹介します。
手軽に作れて豪華に見えるので、ちょっとした来客時にもおすすめです
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
暑くなるとついつい食べたくなるのが「冷麺」です。
韓国料理店でも、夏のイチオシメニューとして力を入れています
そのような冷麺、実は冬の食べ物だということはご存じでしょうか?
韓国には「以熱治熱(イヨルチヨル)」という四字熟語があります。
この意味は、熱を以て熱を治す、暑い季節は熱い物を食べ、汗をかいて乗り切るということですね。
その対の四字熟語として「以冷治冷(イネンチネン)」もあります。
冬は冷たい物を食べて、寒さを治めるという考え方です
そもそも、韓国ではオンドルという床暖房が発達しています。
部屋に入ると夏のような暖かさ
オンドル部屋で食べる冷麺は、本当においしいのです
冷麺が文献上で登場したのは、朝鮮時代の後期。
東国歳時記の中で「冬の季節食として、そば粉の圧縮麺にダイコンキムチ、白菜キムチを入れ、その上に豚肉をのせた冷麺がある」と書かれています
水冷麺の場合は、ダイコンの水キムチであるトンチミや、白菜とダイコンのナバクキムチの汁がスープとして利用されていました。
またそば粉を使った冷麺は朝鮮半島の北部で発達し、特に平壌冷麺は有名です。
韓国でも平壌冷麺の看板を掲げたお店は多く、北部出身の方が故郷の味を懐かしみ韓国に浸透させたのでした
日本でもお馴染みの冷麺は、牛肉でスープを取り、水キムチの汁を合わせた物ですが、水キムチだけの冷麺も絶品ですよ
それでは、本日のレシピをご紹介致します。
麺つながりで、白菜キムチを使ったそうめんの「キムチそうめん」です。
初めてお店で食べたときの衝撃は今でも忘れられなくて・・・。
おいしい白菜キムチがあれば、ご自身でも手軽に作れますよ