こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国では、2月10日にお正月を迎えます。
日本と違い、韓国は旧暦を基準にしているため、毎年お正月の時期が変わります。
旧正月は、韓国語でソルラル。
通常、前後合わせて3日間の連休となります。
ソルラルは各地で生活している家族、親族が一堂に集まるため、連休前は贈り物を買い求める人たちが、デパートや市場に溢れます
日本のお歳暮に近い習慣が、韓国にも存在するんですね。
帰省先に向かう際、汽車は人で溢れ、高速道路は大渋滞
やっとのことで帰省先に到着するも、女性には大仕事が待ちかまえています。
先祖のお供えや親族全員の食事を、何十種類も作らなくてはなりません。
大家族の場合は、一日中チヂミを焼き続けることもあるそうですよ。
新婚のお嫁さんは、この食事作りにプレッシャーを感じ、ソルラル後に体調を崩す人も少なくないようです
元旦の朝は、先祖用の供え物をテーブルに用意し、新たに購入した服や韓服を着て、先祖を敬う儀式の茶礼(チャレ)を行ないます。
茶礼(チャレ)が終わったら、食事。
お供えの食べ物を分け合い、韓国のお雑煮であるトックを頂きます。
トッククを食べることで、1年歳を取ると言われています。
その後は、先祖のお墓参りとなります。
そして、日本と同様に大人は子どもたちにお年玉を手渡しし、伝統的な遊びをします
韓国はクリスチャンも多いので、宗教によっては儀式を行なわないなど、スタイルの違いもありますが、家族一緒に過ごすことは共通しているようです。
本日紹介するレシピは、肉団子のジョン(トングランテン)。
ジョンは、お正月に欠かせない料理のひとつです
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
どこの家の冷蔵庫にもある食材のひとつが、ジャムではないでしょうか?
いちご・ブルーベリー・マーマレードなど定番の物から、ルバーブやニンジンなどの珍しい物まで、様々な種類のジャムがありますね
毎日の朝ごはんがパン食の方は、ジャムの消費量はそれなりだと思いますが、パンに塗るだけだと、余らせてしまうことはありませんか?
そんなときにオススメなのが、料理に甘みを付けたいときの調味料としての活用方法です。
いちごやブルーベリーなどのジャムは、サツマイモなどその物に甘みがある食材やマフィンなどのお菓子類におすすめです。
マーマレードは、しょうゆや酢と合わせて浸けだれにしたり、鶏肉を煮るときの砂糖の代わりに加えたり、ほのかな酸味が味のアクセントになり、おいしさがUPします
私は、砂糖不使用のジャムをよく使います
砂糖不使用のジャムは、果物の甘みやおいしさがストレートに伝わってきます。
また、甘すぎず食材との相性も良いです
果物がたくさん手に入ったときは、手作りジャムはいかがでしょうか?
カットした果物に(いちごなどはそのままでもOK)砂糖をふりかけ、水分が出てきたら、そのままやわらかくなるまで火にかけて、できあがり
なんとも簡単な方法ですが、甘みも調節できるので、果物が余ってしまいそうなときは、ジャムにしてしまうと保存も利いておすすめです
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
寒い日が続くと、つい家の中でテレビを観る時間が長くなってしまいますね
朝の情報番組の料理コーナーで大人気の俳優さんが、和食にも躊躇することなく、豪快に粉チーズをふりかけて料理をするCMが話題になっているのをご存じでしょうか!?
一見奇抜に思えますが、粉チーズを調味料として使うのには、ちゃんとした理由があるんです。
「粉チーズ」は、パルメザンチーズを乾燥させ、粉末に加工した物のことを言います。
イタリアなどの「パルメジャーノ・レッジャーノ」と言うチーズと同じように扱われることもありますが、パルメザンチーズの原料は、アメリカやオーストラリア諸国など、EU諸国以外で作られているチーズを使用しているため、EU諸国の規格基準には適合せず、厳密には同じとは言えません。
日本では、パスタやグラタンにふりかけるくらいの用途でしか出番がなく、いつのまにか消費期限が切れてしまったという経験をされた方も多いのでは!?
実は「粉チーズ」には、昆布に含まれる旨み成分と同じグルタミン酸が豊富に含まれています。
つまり、味噌やかつおだしなどの和の食材とも相性が良く、みそ汁に粉チーズを少量加えると、旨み成分の相乗効果でグッとおいしくなります。
「粉チーズ」を調味料として使ってみると、新しい味の発見があるかもしれません
こんにちは。料理家の野上優佳子です。
明日1月26日は、オーストラリア・デー。
1788年のこの日、シドニー・コーブ(Sydney Cove)にアーサー・フィリップ船長が、初めてイギリスの国旗を掲げたことを記念した、オーストラリア国民の祝日です
北半球と南半球、遠いような気がしますが、オーストラリアを訪れる旅行者数を見ると、お隣のニュージーランドが第1位で、実は日本からの旅行者が第2位。
他国の中でも、身近に感じる国のひとつと言えるでしょう。
畜産が盛んで、海の幸にも恵まれるオーストラリアは、イギリス料理の流れを受けた物(ミートパイやフィッシュ&チップスなど)や、カンガルーやエミュなどを食材としたアボリジニのワイルドな伝統的料理、調味料の「ベジマイト」がすぐに思い浮かびます。
その一方で、特に都市部を中心にフュージョン料理が開花し、成熟しているように思います。
その成長が、ますます楽しみです
さて今回は、オーストラリアの庶民的料理のひとつ、ソーセージロールをご紹介します。
さっくりしたパイにジューシーなポークフィリング、とてもおいしくてビールとの相性が抜群です
レシピの中に登場し、臭み抜きに活躍するハーブが、タイム。
フレッシュの物は、写真のように爪先でこそげるようにして葉と茎を分けます。
薄緑色のやわらかい茎は気にしないでOK。
このタイムが、臭みを消して、おいしさを引き立ててくれるんです