こんにちは!料理研究家のひろろこと竹内ひろみです。
冷蔵庫に常備してある調味料のひとつ、味噌。
本日は、そんな味噌について、あれこれお伝えいたします。
味噌は、大豆や米、麦に塩と麹菌を混ぜて作る大豆発酵食品。
その土地や風土に合わせて、味がある日本の伝統食品です。
発酵食品って身体に良い!というイメージがあると思うのですが、まさにその通り
実は大豆を発酵させる過程で、大豆にはほとんどないビタミン類が形成されたり、たんぱく質が消化されやすい形に変化するのです。
その他にも腸内環境を整える働きや抗酸化作用など健康な身体を作る機能が、たくさん備わっています。
味噌は、主原料となる食材によって、米味噌、麦味噌、豆味噌などに分類されます。
さて、そんな身体にも良い味噌ですが、実は料理のちょっとした隠し味にもなるんです。
味見をして、ちょっと物足りないなというときに、味噌を少々加えてみましょう。
意外や意外!?味がしまり、おいしさがUPします
ラタトゥイユなどの煮込み料理やカレーなどにも、おすすめです
でも、入れすぎてしまうと味噌が主張しすぎてしまうので、要注意。
一度にたくさん加えず、ちょっとずつ味見しながら加えてください
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
大学の体育会系の寮で、栄養管理の仕事をしていた頃、この時期になると風邪をひいて、辛そうにしている学生をよく目にしました。
毎日ハードな練習をこなし、強靭な身体を持つアスリートでも、菌やウィルスには勝てないようで
早く風邪を治して練習に参加してもらいたいという思いから、この時期、寮の食事の献立によく使っていた食材がこちらです。
おなじみの「ショウガ」です。
「ショウガ」には、特に目立った栄養素は期待できないのですが、辛味成分のジンゲロールやショウガオールが含まれています。
ジンゲロールやショウガオールには、強い殺菌力があり、新陳代謝を活発にし、身体を芯から温めて、発汗作用を高める働きがあります。
中国では、「ショウガ」は風邪や胃痛の生薬として利用されています。
ジンゲロールやショウガオールなどの香り成分は熱に弱いので、なるべく加熱しない状態で摂るのがおすすめです。
また、ネギにも身体を温めて発汗させる働きがありますので、組み合わせると風邪予防により効果的です。
スポーツ選手にとって、食欲低下は筋力やスタミナの低下につながります。
風邪などで体調が悪いときでも、良質のタンパク質をしっかり摂ることが大切です。
身体を芯から温め、消化の良い炭水化物と良質のタンパク質である卵や鶏肉を使ったあんかけうどんは、特におすすめのメニューです
皆様、風邪などに気を付けて、よい年の瀬をお過ごしください
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
クリスマスのメニューと言えば、ケーキが定番。
ブッシュドノエルやイチゴのショートケーキなどが、日本では一般的ですね
海外を見ると、ドライフルーツを使った日持ちのする焼き菓子が多くみられます。
例えばドイツは、ナッツやドライフルーツを練りこんだ楕円型の「シュトレン」。
イタリアは、ブリオッシュ生地にドライフルーツを練りこんだ背高の「パネットーネ」。
イギリスでは、洋酒漬けのドライフルーツをたっぷり入れて蒸し上げる「クリスマスプディング」など。
ではなぜ日本は、フレッシュクリームを用いたケーキをクリスマスに食べるのでしょうか?
それは、お菓子メーカーの不二家が、大正の終わりにホイップクリームつきのクリスマスケーキを売り始めたのが最初。
終戦後の1952年には、同社がクリスマスセールを展開し、一気に「クリスマス=生ケーキ」の習慣が日本に定着したようです。
ちなみに我が家のクリスマスケーキは、NYタイプのベイクドチーズケーキ。
実は長女が、生クリームや甘いものが苦手で、唯一食べられるケーキが、チーズケーキなのです
グラハムクラッカーを粒状にして作る土台に、チーズ含量の高いフィリングを流し込んで、オーブンで焼き上げます。
今回は、生地の1/3にココアを混ぜてマーブルにしました。
断面が美しいので、シンプルながらとても華やかな仕上がりになります
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
さて、もうすぐクリスマスですね
今回はパーティー料理にぴったりの、旨みたっぷり食材をご紹介します。
これは、「ドライトマト」と言います。
その名のとおり、トマトを乾燥させた物です。
「ドライトマト」には、グアニル酸という、干ししいたけに含まれる旨み成分と同様の物が含まれていますので、料理に加えるとグッと旨みが増し、おいしくなります。
乾燥した状態で、ヘルシーなおつまみとして食べてもおいしいのですが、料理に使う場合は、ぬるま湯で10分程度戻してから使います。
オイル漬けにしたり、スティックミキサーでペーストにして調味料として使ったり、スープに入れたりと用途はいろいろ
輸入食品店などで手に入りますので、ぜひ食卓にプラスしてみてくださいね
さて、持ち寄りパーティーには、「ドライトマト」を使った「ケーク・サレ」はいかがでしょうか?
「サレ」とは、フランス語で「塩」という意味。
「ケーク・サレ」とは、砂糖を使わず、チーズやベーコン、野菜などを加えて焼き上げる「塩ケーキ」のことなんです。
甘くないので、食事としていただけます。
ホットケーキミックスを使って、混ぜて焼くだけなので、とても簡単ですよ
赤い「ドライトマト」の色が、クリスマスにぴったり!ぜひお試しくださいね