こんにちは、料理家の野上優佳子です。
12月になり、そろそろ町中もクリスマスの準備が始まりました。
今年も終わりに近づいてきたなあと、なんだかワクワクするような、そわそわするような気持ちです
今から10年以上前、アメリカに住んでいた頃。
地元の公立小学校の付属幼稚園に通っていた次女に、絵本を読んで聞かせるのが毎晩の習慣でした。
それは、当時の私にとっても新しい発見が多く、実は一緒に学んだことが多くあります。
その中のひとつで、この季節の思い出として強く記憶に残っているのが「Happy Hanukkah(ハッピー ハヌカ)」というお祭りのこと。
ユダヤ教の年中行事のひとつで、光の祭りと言われ、クリスマスと同じ時期に行なわれます。
しかし、時期は一緒でも、その起源や祝い方はもちろん違います。
多民族国家ならば、その時期の祝い方や過ごし方も当然違うもの。
だからこそ、この時期の挨拶は「Happy Christmas(ハッピー クリスマス)」ではなく「Happy Holidays!(ハッピー ホリデーズ)」なのだなあ、と納得したことを覚えています。
ちなみにHanukkah(ハヌカ)のシンボルカラーは青と白(シルバー)で、ろうそくを8日間灯し、Dreidel(ドレイドル)と言う4面に文字が書いているコマで遊んだりします。
食べ物は、スフガニアという揚げドーナツのようなものや、ラトケスと言うジャガイモのパンケーキのようなものなどを食べます。
今回は、ラトケスと言う「ジャガイモのパンケーキ」をご紹介します。
シンプルな材料で、普段の朝ごはんにも応用できるので、ぜひお試しを
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
いよいよ寒くなり、冬本番ですね。
今回のブログは、冬から春にかけて旬を迎える「ホタテ」についてご紹介します。
「ホタテ」は、天然物の主産地は北海道や青森ですが、近年では市場に出回るほとんどのものが養殖物となっています。
新鮮な「ホタテ」は、
・殻付きのものであれば、口を少し空けており、触るとさっと殻を閉じるもの
・むき身の場合は、指ではじくと弾力があり、貝柱にツヤと透明感のあるもの
上記に気を付けて、選ぶようにしましょう
ホタテのオレンジ色の部分は「ワタ」と呼ばれ、ホタテの内臓です。
ホタテが毒性プランクトンを食べていることがあり、中毒を起こすことがあるので生で食べないように注意しましょう。
「ホタテ」は高タンパク低脂肪の上、炭水化物や脂肪の代謝を助けるビタミンB2が豊富に含まれているので、ダイエットに最適の食材です。
また、鉄分・亜鉛・タウリンを多く含んでおり、特にタウリンは魚介類の中でもトップクラスの含有量です。
そして、うれしいことに「ホタテ」は他の食品との食べ合わせによって、アンチエイジング効果抜群の美容食になります。
おすすめのメニューは「カルパッチョ」です。
「ホタテ」とビタミンEを含むオリーブオイルと、ビタミンCを含むレモンとの食べ合わせは、ハリのある美肌をつくる効果があります。
おいしく食べて、美肌も手に入れちゃいましょう
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
先日とあるカフェでランチをしたのですが、メニューを見るとおいしそうなハンバーガーがずらり!
なんとお肉ではなく、すべて大豆を使ったミートバーガー
早速オーダーして、どんなものが出てくるのかとワクワクしながら待っていると、「お待たせいたしました!」と出てきたのはハンバーガーそのもの
味もお肉のような・・・。
でもライトな感じで、1個をペロリと食べてしまいました
そんなとき、一緒にいた友人が「豆ってさ、食べなきゃって思うのだけれど、ついめんどくさくって〜 。なんかいい方法ないかしら??」と。
確かに大豆って身体に良いと分かっていても、浸水したり鍋であらかじめ煮たりする作業が面倒。
家庭で消費が少なくなっている・・・と聞いたことがあります。
豆と言えば、「畑の肉」と呼ばれるほど、アミノ酸組成の良い良質なたんぱく質を豊富に含むことで有名です。
それに加え、ビタミンB群・カルシウム・食物繊維など、身体にとっては嬉しい栄養素がずらり
やっぱり、適度に食卓に登場させたい食材ですね
豆を購入したら、すぐに調理してしまうことがおすすめ。
戸棚にしまってしまうと、いつの間にやら存在が忘れさられてしまうことも・・・。
基本は一晩浸水をしてから、鍋でやわらかくなるまで煮ますが、圧力鍋があれば、浸水しなくても30分程度でやわらかくなります。
少しずつ煮ると時間も手間もかかるので、一度に調理して小分けで冷凍しておくと、使いたいときに使えて便利ですよ
お肉の食べ過ぎで食生活をチェンジ!!と野菜料理へシフトすると、やっぱり足りなくなってしまうのが、良質のタンパク質。
野菜に加え、豆も適度に食卓に取り入れましょう
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
先月のブログでは、「たんぱく質は、いろいろな食品から摂ることでたんぱく質の「質」が上がり、効率よく身体づくりに利用されます。」とご紹介しました。
今回は、筋肉の原料である、たんぱく質の「質」についてご紹介します。
少し難しいかもしれませんが、覚えておくと効率の良い筋力づくりのための食事の摂り方のヒントになりますので、ぜひ覚えてください
さて、たんぱく質は、約20種類のアミノ酸が結合してできていますが、このうち、人の身体で作ることのできない9種類のたんぱく質を「必須アミノ酸」といいます。
食品の必須アミノ酸の量とバランスを評価したものを「アミノ酸スコア」といいます。
「アミノ酸スコア」が100に近い食品ほど、良質のたんぱく質ということになります。
アミノ酸スコアは、「アミノ酸スコア表」というもので調べることができます。
鶏卵・牛乳・肉の赤身・魚類の一部などは、アミノ酸スコアが100の優秀食品です。
じゃあ、他の食品はダメなの?というと、そうではありません。
例えば、米のアミノ酸スコアは68と少々低めですが、不足している必須アミノ酸を含む大豆製品を一緒に摂ると、アミノ酸スコアは100になり、効率よくたんぱく質が利用され、筋肉がつくられます。
効率よく筋力をつけるため、アミノ酸スコアが100になる食材の組み合わせを意識した食事を心掛けましょう