こんにちは、野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
ここ近年話題のサバ缶

数年前からブームの兆しを見せており、2016年は生産量でサバ缶がツナ缶を抜き、2017年には売上高で快挙を記録したほどです。
これもそれも、メディアで「サバ缶を食べると、痩せるホルモンGLP-1の分泌が促進されるためダイエットに効果的」と紹介されたから。
そのため空前のサバ缶ブームが起きています



サバの水煮缶は、それだけで完成されている食材ではありますが、豆腐と合わせることで新たな食感になったのです

サバには脳を活性化させるDHA(ドコサヘキサエン酸)や、血液をサラサラにするEPA(エイコサペンタエン酸)といった栄養素が豊富に含まれています

また、普通なら廃棄されてしまう皮や骨もやわらかくなっているので、生のサバより約43倍ものカルシウムが含まれているそうです。
栄養豊富でおいしいなんて、言うことなしですね


ハンバーグには木綿豆腐を選んでみて下さい

木綿豆腐は食感がしっかりしています。
水切りをすれば、さらにしっかりとした食感になるので、ハンバーグにピッタリです


できることなら、短時間で確実に水切りをしたいですよね。
そこで、豆腐の水切りを短縮するふたつの大技をご紹介します


そのまま放置しておいても勝手に水分が抜けていくのが豆腐ですが、電子レンジで加熱すると、そのスピードがぐんと上がるのです

鍋でゆでてから放置するより、断然早く水分が抜けます。
1丁をペーパータオルでくるんだら、深めの耐熱皿に置いて600Wで3分ほど加熱。
重しをしておけば、20分もすると皿にたっぷりの水分が排出されるはずです。

豆腐は切ると空気に触れる面が増えるため、水の抜けるスピードが格段に増します。
ハンバーグのように豆腐の形が崩れていても大丈夫な料理ならば、5㎝角ほどの「さいの目切り」にしてみましょう。
それをキッチンペーパーで包み、重しをすると、あっと言う間に水分がじゃぶじゃぶと出てきます


以上の手順で、賢く豆腐の水切りをしてみましょう。
さて!今回は、ヘルシーだけど食べ応えのバッチリな一品、「豆腐とサバ缶ハンバーグ」をご紹介します。
皆様も、ぜひお試し下さい。

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
お腹の調子を整える作用がある物と言えば、みなさんご存じの「乳酸菌」ですね



腸内のバランスを整えたり、免疫力を高めたりなど、人の身体に良い働きをする物が多く、たくさんの種類があります

乳酸の働きとは




などがあり、腸内環境を健康に保つために欠かせない菌です。
そんな乳酸菌には、「植物性乳酸菌」と「動物性乳酸菌」があることが知られていますが、両者の違いをご存じでしょうか?

乳酸菌の中でも特に生命力が強く、酸やアルカリ、温度変化に強いので、胃や腸で死滅するがことなく、生きたまま腸に届くのです

そのため、強い整腸作用が期待できると言われています。

こちらは胃液や腸液の中で死滅してしまい、生きたまま腸の奥まで届きにくいという特性があります。
有用性は植物性乳酸菌の方がありそうですが、実は腸に向かう途中で死滅してしまった動物性乳酸菌は、善玉菌のエサになるのです

両者はそれぞれ異なる働きを持っているため、どちらかに偏るのではなく、バランス良く摂取すると良いですよね

私たちの身体を支える乳酸菌の提供元である、発酵食品。
普段の食生活の中に上手に取り入れて、腸の中から元気のある身体作りを目指しましょう

さて、今回のレシピは、野菜とエビをヨーグルトベースのタレに漬け込んでグリルする「タンドリーシュリンプ」をご紹介します

皆様も、ぜひお試し下さい


こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です

韓国の代表的な屋台料理に、トッポッキと串刺しのねり物があります。
魚のねり物は、韓国語で「オムク」と言いますが、日本の統治時代からの名残で「おでん」とも呼ばれます


本場のスタイルは、辛いトッポッキを食べながら、おでんのスープを飲んで口の中をさっぱりさせること



調理法の記載はないのですが、材料が大魚、しょうゆ、片栗粉、ゴマ油、松の実とあったので、松の実以外を混ぜ合わせ、枠に入れて蒸し、カットした物を、粉状にした松の実、しょうゆと混ぜ合わせ、付けだれにしたと推測されました。
この魚の蒸し物が、オムクにつながったと考えられていますが、現在のさつま揚げのような形になったのは、統治時代に日本から練り物が伝えられ、工場が設立されたことがきっかけです



この当時は朝鮮戦争の真っただなかだったため、北側から釜山へ避難民が多く押し寄せると、ねり物産業が急成長しました

釜山のサムジンオムクはなかでも有名で、釜山の空港でも販売されるなどブランド力があります

釜山の市場は、数多くのねり物の専門店が立ち並び、種類もバラエティに富んでいて目を奪われますよ

餅入り、チーズ入り、そして辛みの効いたねり物もありました。

スープにするときに青唐辛子を入れると、魚の旨みのなかにすっきりとした辛みがアクセントになって、クセになります

日本にある韓国系のスーパーで手に入りますので、日本の商品とは異なる形や味わいを楽しんでみて下さいね

さて、今回のレシピは、数少ない調味料で、滋味深い味わいの一品、「韓国さつま揚げとキムチのスープ」です!
皆様も、ぜひお試し下さい


こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
新年度がスタートする4月は、新しいことを始めるのにぴったりの季節ですね

身体を動かすのに心地良い気候なので、ご自身で運動を始める方や、お子様が進学・進級などで運動系のクラブ活動を始める方も多いのではないでしょうか。
サッカーやラグビーなど、当たりの激しい運動には、骨折のリスクが常に付きまといます。
骨を丈夫にするために欠かせない栄養素と言えば、「カルシウム」

そこで今回は、「カルシウム」についての情報をご紹介します


カルシウムの約99%は骨や歯に、残りは血液や筋肉などのあらゆる細胞に分布し、筋肉の収縮や神経の安定にかかわっているのです。
カルシウムが不足すると、骨量が減少し、骨折や骨粗しょう症が起こりやすくなります。
特に閉経後の女性は、女性ホルモンの影響でカルシウムが吸収されにくく、骨量が減少しやすくなるのです。
さらに、カルシウムの不足が続くと、肩こりや頭痛、イライラするといった状態になることも


また、骨量が増加する成長期の頃に骨を丈夫にしておくことが、骨粗しょう症の予防にも繋がります


カルシウムは、





に豊富に含まれます。

例えば、リンを過剰に摂取すると、カルシウムの吸収が阻害されてしまいます。
リンは、肉類やインスタント食品などに含まれているので、これらをよく食べる方は要注意です

他に吸収率を下げてしまう物としては、ホウレンソウなどに多い「シュウ酸」、豆や穀類に多い「フィチン酸」があります。


いつもの食パンに、チーズとじゃこをのせてトーストにすれば、手軽にカルシウムとビタミンDが取れる朝食に

ご飯派の方は、チーズとじゃこを混ぜたおにぎりにするのはいかがでしょうか

夕食のもうひと品やお酒のあてには、シイタケにチーズをのせてトースターで焼く簡単おかずもオススメですよ


日光によくあたる生活をしている人は、ビタミンD不足の心配はないと言われていますが、夜勤者や、日焼け止めを常用している女性は、日光にあたる時間を意識的に作ると良いでしょう

さて今回のレシピは、カルシウムが豊富な、旬のシラスと豆腐を使った「シラスと豆腐のカリカリ揚げ」をご紹介します。お弁当にもオススメの一品です。
皆様も、ぜひお試し下さい

