こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
豆腐、油揚げ、厚揚げ、おから、湯葉、豆乳…。
代表的な豆腐製品と言えばこの6品


そのどれもが、おいしい! ヘルシー! 大豆たんぱく豊富! と、良いことずくめですが、1点だけ残念なことがあります。
それは、日持ちしないこと…

私は豆腐屋に行くと、たくさんのできたて豆腐や豆腐製品を目の前に、あれやこれやと買いたくなりますが、賞味期限の壁に阻まれ、泣く泣く食べきれる品数だけを手にすることがあります。
そう、豆腐は足が早い

だけど、豆腐屋にはできたての豆腐がたくさんあり、種類も豊富なので、全部欲しい…。
そう思っているので、作り置き惣菜にしたり、冷凍保存したりといったことに抵抗があります。
それでも各豆腐製品には、日持ちする乾燥製品があるので最近はこうした物を活用して、毎日豆腐製品を楽しむことができるようになっています

例えば



があります。
豆腐製品業界のドライ製品はすごいと思います

そして、元祖乾燥製品と言えば、昔からおなじみの乾燥湯葉! 京都でしか手に入らないと思いこんでいたのですが、ここ最近、量販店でも手に入りやすくなっているようです


そこで早速活用してみたいと思います。
ご存知かもしれませんが、湯葉は豆乳を熱し、表面にできた薄い膜を引き上げて作る物。
種類も色々あって
・水分を切ったシート状の大きい物
・巻物みたいに巻いた物
・水分をそのままに重ねた汲み湯葉
などがあります。
そして乾燥湯葉は、干し湯葉とも呼ばれており、湯葉を乾燥させて日持ちできるようにした物です。
食べる前に戻してから使います。
戻し方は簡単。たっぷりのぬるま湯に浸して10分ほど

戻した湯葉は生湯葉と比べて、しっかりとした弾力がありますよ。
戻した物をそのまま切って、刺身湯葉にしたり、サラダに散らしたり、生春巻きの皮にしても◎

ムチムチとした食感を楽しめますよ


また、煮る場合は水に戻さずに使えます。
乾燥湯葉をパキパキと割って、そのまま煮汁へ投入。
ただ、お湯で戻した物の方がしっとり感があるような気がするので、個人的には煮る場合も水で戻してから調理するのが好きです。
人によっては直接煮汁に入れた、むっちりした湯葉を好むこともあると思いますので、お好きな戻し方で乾燥湯葉を楽しんで頂けたら良いなと思います。
さて、今回のレシピはしっとり、むっちり優しい味わいの「湯葉丼」をご紹介します。皆様も、ぜひお試し下さい


こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
ちょっと疲れたときやほっとしたいときに、甘い物がほしくなることってありませんか?そんなときに果物の自然の甘みは本当においしく感じられます
果物の甘みはひとつではなく、果糖、ショ糖、ブドウ糖が組み合わさって構成されています。
果糖:りんご、なし、びわなどに含まれており、あっさりとしていて、冷やすと甘みが増します。
ショ糖:バナナ、温州みかん、桃などに多く、自然な甘みに加え、舌にしっかりと残る甘みがあります。
ブドウ糖:さくらんぼ、梅などに含まれていて、さっぱりさわやかな甘みで身体に吸収されやすく、エネルギー供給源にもなります。
ぶどうやいちごは、ブドウ糖と果糖がほぼ半分ずつ含まれていますが、バナナなどと比べてすっきりとした甘みが感じられるのは、含まれる糖の種類による物だったのですね
果物の糖は成熟に応じてその比率が変わっていき、収穫後、糖は徐々に減っていくと考えられています。バナナやキウイなどは置いておくと甘みが増しますが、これはでんぷん質が糖に変わるために甘みが増すからなのです
そのままでもおいしい果物ですが、加熱をするとより甘みが増します。加熱をすることで水分が蒸発して、成分が濃縮されるために糖度が増して甘くなるのです
バナナなどはそのままだとちょっと固く、甘さが足りないときは皮をむいて切り、油(バターなど)をひいたフライパンでソテーするだけで甘みが増します。皮が黒くなるまでグリルで焼いてもOK。中がトロンとしておいしいですよ
また、天日干しでも味が変化します。天日干しで定番な果物は干し柿
渋柿にはシブオールと言うタンニン(水溶性)が含まれているのですが、水溶性のため唾液に溶けると渋く感じられます。干すことでタンニンが水溶性から不溶性になり渋く感じにくくなるのです。また、水分も抜けるので糖度がアップして、甘くなります
天日干しは甘みが増し、食材の栄養価も高まる日本古来の乾燥法。我が家でも果物がたくさんあるときは天日干しをすることがあります
干すときは食材を均等に薄く切り、虫が来ないようにネットで囲い、湿気に注意しながら、気長に干しましょう
さて、今回のレシピは自然な甘みが味わえるスイーツ「バナナのホットビスケット」をご紹介します。皆様も、ぜひお試し下さい

ちょっと疲れたときやほっとしたいときに、甘い物がほしくなることってありませんか?そんなときに果物の自然の甘みは本当においしく感じられます

果物の甘みはひとつではなく、果糖、ショ糖、ブドウ糖が組み合わさって構成されています。
ぶどうやいちごは、ブドウ糖と果糖がほぼ半分ずつ含まれていますが、バナナなどと比べてすっきりとした甘みが感じられるのは、含まれる糖の種類による物だったのですね
果物の糖は成熟に応じてその比率が変わっていき、収穫後、糖は徐々に減っていくと考えられています。バナナやキウイなどは置いておくと甘みが増しますが、これはでんぷん質が糖に変わるために甘みが増すからなのです
そのままでもおいしい果物ですが、加熱をするとより甘みが増します。加熱をすることで水分が蒸発して、成分が濃縮されるために糖度が増して甘くなるのです

バナナなどはそのままだとちょっと固く、甘さが足りないときは皮をむいて切り、油(バターなど)をひいたフライパンでソテーするだけで甘みが増します。皮が黒くなるまでグリルで焼いてもOK。中がトロンとしておいしいですよ
また、天日干しでも味が変化します。天日干しで定番な果物は干し柿
渋柿にはシブオールと言うタンニン(水溶性)が含まれているのですが、水溶性のため唾液に溶けると渋く感じられます。干すことでタンニンが水溶性から不溶性になり渋く感じにくくなるのです。また、水分も抜けるので糖度がアップして、甘くなります
天日干しは甘みが増し、食材の栄養価も高まる日本古来の乾燥法。我が家でも果物がたくさんあるときは天日干しをすることがあります
干すときは食材を均等に薄く切り、虫が来ないようにネットで囲い、湿気に注意しながら、気長に干しましょう

さて、今回のレシピは自然な甘みが味わえるスイーツ「バナナのホットビスケット」をご紹介します。皆様も、ぜひお試し下さい


こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
日本では食事のとき、最初に飲むお酒はビールが一般的だと思います。
一方の韓国では焼酎が主流で、サムギョプサルと焼酎は、典型的な組み合わせです

焼酎の歴史をひも解いていきましょう。中東を支配していたモンゴルがペルシャから焼酎を輸入し、それが国に広まりました。のちに、高麗時代の1300年頃に元から朝鮮半島に伝わります。
当時は薬として使用し、むやみに飲むことはありませんでした。薬用に使う小さな杯を「焼酎杯」と呼ぶほど珍重されましたが、開城(ケソン)に蒸留所ができてから広く飲用されるようになるのです
朝鮮時代(1392年〜1910年)に入ると、焼酎造りはより盛んになります。基本的な造り方は、麹と米で醸造してから蒸留し、アルコール度数を20〜25度に上げます
使用した穀物によって呼び名が変わり、粳米は「粳焼酎」、糯米は「米焼酎」、粳米と糯米をブレンドした物は「露酒(ロジュ)」と呼びました。
朝鮮半島に伝わったときは薬として飲まれていたため、特別な日に造る焼酎や、韓方材を入れる物もありました。
三亥酒(サムヘジュ):年の初めの亥の日に、材料を追加しながら三回醸造したあとに蒸留した焼酎
甘紅酒(カンホンジュ):紅菊と韓方材を入れて色を抜いた焼酎
梨薑膏(イガンゴ):梨汁とショウガ汁を入れて造る焼酎
朝鮮戦争後の1965年になると米不足により、米に代わる原料としてサツマイモ、タピオカ、小麦、大麦などが取り入れられ、製造方法は蒸留式から水で割る希釈式が主流となりました。
1976年になると焼酎の地域制度がしかれ、「焼酎の製造は、ひとつの道でひとつの会社のみ」「その道で造られた焼酎を50%以上販売すること」となりました。その結果、地域ブランドの焼酎が認知されました。
代表的なブランドは
・ ソウル:チャミスル
・ 慶尚北道(キョンサンプクド):チャム
・ 全羅北道(チョルラプクド):ハイト
・ 釜山(プサン):C1
・ 済州島(チェジュド):ハルラサン
他にもまだまだあります
1996年には、この制度は廃止されましたが、今でも愛飲されている焼酎は地域性が象徴されています。
韓国流の飲み方はストレートが基本。水で割ることはありませんが、爆弾酒と言ってビールと混ぜることがあります。日本とは異なる味わいを、本場で味わってみて下さい
さて、今回のレシピはゆでた豚肉、ホタテ、白菜キムチのそれぞれ持つおいしさが一体になった一品「ホタテと豚肉キムチの三合」をご紹介します。
皆様も、ぜひお試し下さい
日本では食事のとき、最初に飲むお酒はビールが一般的だと思います。
一方の韓国では焼酎が主流で、サムギョプサルと焼酎は、典型的な組み合わせです

焼酎の歴史をひも解いていきましょう。中東を支配していたモンゴルがペルシャから焼酎を輸入し、それが国に広まりました。のちに、高麗時代の1300年頃に元から朝鮮半島に伝わります。
当時は薬として使用し、むやみに飲むことはありませんでした。薬用に使う小さな杯を「焼酎杯」と呼ぶほど珍重されましたが、開城(ケソン)に蒸留所ができてから広く飲用されるようになるのです
朝鮮時代(1392年〜1910年)に入ると、焼酎造りはより盛んになります。基本的な造り方は、麹と米で醸造してから蒸留し、アルコール度数を20〜25度に上げます
使用した穀物によって呼び名が変わり、粳米は「粳焼酎」、糯米は「米焼酎」、粳米と糯米をブレンドした物は「露酒(ロジュ)」と呼びました。
朝鮮半島に伝わったときは薬として飲まれていたため、特別な日に造る焼酎や、韓方材を入れる物もありました。
朝鮮戦争後の1965年になると米不足により、米に代わる原料としてサツマイモ、タピオカ、小麦、大麦などが取り入れられ、製造方法は蒸留式から水で割る希釈式が主流となりました。
1976年になると焼酎の地域制度がしかれ、「焼酎の製造は、ひとつの道でひとつの会社のみ」「その道で造られた焼酎を50%以上販売すること」となりました。その結果、地域ブランドの焼酎が認知されました。
代表的なブランドは
・ ソウル:チャミスル
・ 慶尚北道(キョンサンプクド):チャム
・ 全羅北道(チョルラプクド):ハイト
・ 釜山(プサン):C1
・ 済州島(チェジュド):ハルラサン
他にもまだまだあります

1996年には、この制度は廃止されましたが、今でも愛飲されている焼酎は地域性が象徴されています。
韓国流の飲み方はストレートが基本。水で割ることはありませんが、爆弾酒と言ってビールと混ぜることがあります。日本とは異なる味わいを、本場で味わってみて下さい
さて、今回のレシピはゆでた豚肉、ホタテ、白菜キムチのそれぞれ持つおいしさが一体になった一品「ホタテと豚肉キムチの三合」をご紹介します。
皆様も、ぜひお試し下さい


こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
インフルエンザが猛威を振るうこの時期は、免疫力アップの効果を期待して「乳酸菌を含んだヨーグルト」がよく売れるそうです


ただし、乳酸菌は個人によって相性があり、効果を最大限に引き出すためには、自分に合った乳酸菌を摂ることが大切です

今回は、「乳酸菌に期待できる効能と自分に合う菌の探し方、アスリートと腸内環境、乳酸菌にまつわる知識」をご紹介します
最近、特定の菌を培養した「機能性ヨーグルト」が注目されていますが、ヨーグルト以外にも、身近な食品に乳酸菌が含まれていることをご存知でしょうか?

その食品とは、キムチやぬか漬けなどの漬物、味噌、麹、醤油といった発酵食品です

知らないうちに毎日、乳酸菌を摂っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか

今や健康を気遣う多くの方がご存知の「乳酸菌」ですが、実は「乳酸菌」と言う特定の菌が存在する訳ではありません


「食品に含まれる糖類を分解して、乳酸を作る菌」の総称を、「乳酸菌」と呼んでいるのです。この乳酸を作る菌は、自然界に広く存在しており、その数は数千種類と言われています。
「動物性乳酸菌」「植物性乳酸菌」と言う言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、「動物性乳酸菌」は、ヨーグルトやチーズ、乳酸菌飲料などに含まれ、動物の乳に含まれる乳糖をエサにして育ちます

「植物性乳酸菌」はキムチやぬか漬け、味噌、醤油、日本酒、塩麹などに含まれ、ブドウ糖や果糖、ショ糖などをエサにして育ちます

このように乳酸菌入りの商品は多数ありますが、実はその裏で「乳酸菌の中のどの菌が、何に効くのか?」と言う研究が各メーカーによって進められてきました

乳酸菌の効能としては、「便通改善、肌荒れの改善、血糖値の上昇抑制、免疫力の向上、ピロリ菌の減少、内臓脂肪の蓄積抑制、歯周病・虫歯・口臭予防」などがあります。
菌ごとに主な効能は異なるので、不調に合わせて選ぶと良いでしょう

また、腸内環境が一人一人違うように、相性の良い菌も人によって違います。2週間ほど毎日続けて摂取し、自分に合うか合わないかを判断してみて下さい


ヨーグルト以外でも、乳酸菌入りの商品はどんどん増えてきています



乳酸菌をはじめとした腸内細菌は、スポーツの分野でも注目されており、アスリートの腸内細菌を解析し、パフォーマンスや体調管理を支援していこうという企業まで登場しました

アスリートと一般人では菌種の数が違い、試合前になるとある特定の菌種に変化が生じるといった、興味深いデータも得られているそうです


さて、今回のレシピはそんな乳酸菌を含んだカロリー控えめな大人デザート「オレンジ風味のヘルシーチョコムース」をご紹介します。
皆さんも自分に合った乳酸菌を味方に付けて、寒い季節を元気に乗り切りましょう


