こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
豆腐製品のレシピを色々とご紹介しているなかで、「作ってみたよ



知り合いのママさん達からは、「厚揚げを使ったおかずのレシピ」が好評なことを知りました。それまで厚揚げのおかずレシピに、あまり力を入れていなかったので、その事実を知って驚き


確かに厚揚げはボリューム感もあるし、短時間での炒め物レシピとして大活躍します


何より良いのは、厚揚げはすでに揚げてあるので、崩れにくく、豆腐特有の水分が出てこないこと

厚揚げは時短・簡単料理に向いている代物だったんですね



そこで今回は「厚揚げとキャベツのピリ辛味噌炒め」をご紹介したいと思います


今回のように、炒め物に厚揚げを使う場合は、型崩れしにくい物を選ぶのがポイントです



ボリュームたっぷりで、ずっしりとした厚揚げ

崩れにくいので、切った物を炒めても、焼いても、煮てもOKです



表面はカリッとしたサクサク感があり、中は絹ごしのやわらかさが魅力の絹厚揚げ

やわらかいので崩れやすく、調理するときは、まるごと焼いたり、レンジでチンして頂くのがおススメです


豆腐を揚げている過程で、表面がきつね色になる前に引き上げた厚揚げ

油っぽさは控えめで、揚げた部分がやわらかいので、調理すると崩れやすく、そのまま食べるのに向いています


豆腐にデンプンを加えて、もっちりさせた物を揚げた厚揚げ

やわらかくてもっちりしているのに、崩れにくいので、調理しやすいです

今回のように味噌炒めを作る場合は





どちらもおいしくお召し上がり頂けるので、ぜひお好みの厚揚げを使ってみて下さい



こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
食を頂く雰囲気ってとても大切ですよね


盛り付けのお皿をひとつ変えるだけで、雰囲気が変わったり、おいしそうに見えたり


ほんの少しの気配りが、食卓をとても楽しいものに変えてくれます

食は「人」と言う字と「良」と言う字が組み合わさってできているので、食は人を良くしてくれるものですが、「何をどれだけ、どんな風に頂くか」で、食が人を良くするものになるかどうかが決まります

忙しい毎日、食卓作りまで気が回らない


と言う方も多いかもしれませんが、1日のうち1食でも(家族が集まる夕食など)、余裕のあるときは食卓作りをお試し下さい



そんな食卓作りですが、その日の料理テーマ(私の場合、和・洋・中・エスニック系と大体カテゴリに分けて献立を立てています。)に、ランチョンマット・箸置き・テーブルセンター・取り皿などを合わせると、統一感が出ます


食事は五感で味わうものなので、テーブル全体のバランスが取れていたり、料理と器が合っているだけでもおいしそうですよね

食器は夏場ならば、ガラス食器


冬場ならば、ほっこりとした陶磁器

と食卓から季節を感じられると良いですね

2013年に和食が日本人の伝統的な食文化として、ユネスコの無形文化遺産に登録をされましたが、和食の特徴として、自然の美しさや季節の移ろいを食卓においても表現していることが明記されています。
食事はただ栄養を摂ることだけが目的なのではなく、人とのコミュニケーションの場であったり、団らんの場であったり、和の場であったりと、雰囲気ひとつでいろいろな役割を果たします


毎日の食事時間がおいしく、楽しく、ほっと心が温かくなる

そんな素敵な時間になると良いですね

さて本日ご紹介するレシピは、味噌漬けしたポークがご飯に合う一品「味噌漬けポークのオーブン焼き」です。
食卓作りを楽しみながら、皆様もぜひお試し下さい


こんにちは


韓国料理研究家の本田朋美です。
昨年の12月に韓国の地方都市、慶尚北道(キョンサンプクド)聞慶(ムンギョン)に行ってきました!例年に比べて暖冬でしたが、雪の名残があり、朝晩の冷え込みが厳しかったです

こういうときは、温かい鍋や辛い料理で体の芯からポカポカしたいものですね。今日はこの冬、特に食べたい「韓国料理」をご紹介致します



日本で高級食材と言われる「フグ」

韓国にはリーズナブルなお値段でフグを味わえる専門店があります

韓国の知人が連れて行ってくれた、ソウルのフグ専門店で塩とコチュジャン味の炭火焼きを頂いたのですが、口の中に入れるや否やジワッ〜と旨味が広がり、プリプリとしたフグの食感がクセになるおいしさでした


焼き物のあとは、フグのアラでダシを取った鍋を頂きました

塩味は「チリ」と言い日本語が語源です。唐辛子が入った物は韓国語で「メウンタン」と言い、直訳すると辛いスープと言う意味です

他の白身魚の場合、韓国の方は一般的にメウンタンにすることが多いのですが、フグは「チリ(塩味)」を選ぶ方も多いとか

チリ(塩味)の場合、刺身醤油または酢コチュジャンにフグの身を付けて食べるのが韓国スタイルです


そしてシメにはご飯を投入


フグの味がしっかりと浸み込んでいるため、お腹が一杯でもペロッと食べてしまいました


一年中食べられるカムジャタンですが、豚背骨に付いている肉を削ぎつつ、ジャガイモ、エゴマがたっぷりと入った辛いスープを飲み干すと、一気に身体が温まります

フグよりも庶民的な価格なので、学生たちに大人気の鍋料理です
冬の代表的な食材である「アンコウ」。日本と同じように鍋でも頂きますが、圧倒的に人気なのが、たっぷりの豆もやしとともに辛く味付けされたアンコウ蒸しです

韓国では、口から火を噴きそうな辛口が大人気だとか


ヒーヒー言いながらもついつい食べてしまうのが、アンコウ蒸しです

スンドゥブチゲも一年中食べられる汁物ですが、「カキ入り」はまさに冬ならではの物。プリプリのカキの味わいが豆腐にしっかり浸みています

上記で紹介した3品は、大勢で食卓を囲むときに食べる韓国スタイルですが、スンドゥブは一人でも気軽に専門店に入って、召し上がることができるので、一人旅のときは、ぜひ入ることをおススメします

まだまだ、ご紹介したい冬のおススメ韓国料理はたくさんありますが、本日は最後にこちらのレシピをご紹介します

今の時期にぴったりな一品「カキと牛肉の鍋」です

韓国では海鮮と肉類を合わせる料理がとても多いのが特徴


カキ好きの方は、ぜひ一度お試し下さい


管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
年末からお正月にかけてご馳走が続き、胃腸の疲れが出ているという方も多いのではないでしょうか?
そんなときにオススメなのが、「ダイコンおろしを使った料理」です

今回は、「ダイコンの辛味の秘密、ダイコンの栄養素や消化酵素、調理のポイント」などについてご紹介します


ダイコンおろしと言えば、ピリピリとした辛味が特徴的ですよね


ダイコンを生でそのまま食べても、さほど辛くありませんが、ダイコンおろしにすると辛く感じるのはなぜでしょう


ダイコンおろしの独特の辛さは、イソチオシアネートという成分によるものです。ダイコンの細胞が破壊されることで、化学反応によりイソチオシアネートが生成されるのです


イソチオシアネートの素となる成分は、根の先端に多く、葉に近いほど少ないため、ダイコンの部位によって辛さが変わります

辛いダイコンおろしが好きな方は、ダイコンの根に近い部分を

辛いのが苦手な方は、葉に近い部分をダイコンおろしにすると良いでしょう

次に、ダイコンに含まれる栄養成分についてご紹介します!

ダイコンには、でんぷんの消化酵素であるジアスターゼが含まれています

「胃もたれにはダイコンおろしが良い」と聞いたことがある方もいるのではないかと思いますが、これはジアスターゼに消化を助ける作用があるためです

「ご飯+たくあん」「おもち+ダイコンおろし」といった食べ合わせも、理にかなっています


そしてダイコンの葉の部分には、βカロテンや葉酸、ビタミンCが豊富です


カリウムやカルシウムなど、不足しがちなミネラルも含まれているので、ダイコンを購入する際は、葉付きの物がおススメです

その際、葉は鮮やかな緑色で、みずみずしい物を選びましょう


ひげ根は少なく、重みのある物がおすすめです


葉付きダイコンを購入した際は、葉と根を切り分けて別々に保存しましょう。
根は丸ごと新聞紙などで包み、冷暗所で保管します。内部が割れないように、切り口をラップで覆って保存して下さい。
葉は、保存袋に詰めて冷蔵庫に入れて下さい。
細かく刻んで、じゃこやゴマと一緒に炒め、ご飯のふりかけにするのがオススメです

ダイコンは部位によって味が違うため、その特性を活かして調理すると、よりおいしく頂けます


・葉に近い部分は、辛味が少なく固めなので、サラダ向き
・中間部分は、甘味がありやわらかいので、おでんや煮物向き
・根の先に近い部分は、辛味が強いので、ダイコンおろしや漬物向き
さて、今回のレシピはダイコンの酵素がお肉をやわらかくし、さっぱりと頂ける一品の「牛肉のダイコンおろし丼」をご紹介します。
胃腸を労わりたい方も、ぜひ作ってみて下さいね

