2013年4月の記事
こんにちは、料理家の野上優佳子です
4月を迎え、心躍る春になりました
我が家のそばにある緑地帯は、区内有数のお花見スポット
数キロに渡って美しい桜のトンネルができ、多くの人がお散歩に出かけます。
「お花見」程、私たちの暮らしの中に浸透している行楽はないでしょう。
花と言えば、桜。
桜は、日本人に古くからとても愛されてきました
現存する最古の歌集と言われる「万葉集」にも、現在の奈良県にある春日山や高円山、龍田山といった、名所の桜の景色を愛でる歌がすでに残されており、人々と桜とのかかわりの長さをうかがい知ることができます
平安貴族の遊びから室町時代以降は、武家の隆盛を見せつけるような絢爛豪華な物へ、特に豊臣秀吉が催した花見の豪華さは歴史に名を残す程でした。
その地名を取って、「吉野の花見」「醍醐の花見」と言われ、醍醐の花見の参加者は、近親者から諸大名など1,000人を超すにぎわいだったそうです
江戸時代には庶民にも普及し、東京ならば飛鳥山や上野、隅田川あたりを名所として多くの人が楽しみました。
重箱にごちそうを詰めて、花を愛でながらお酒もちょいと。
江戸享和年間に刊行された「料理早指南」なるレシピ本には、「花見の提重箱」が紹介されていて、タケノコやワラビ、若鮎、卵焼き(かすてら玉子)と言った献立を、重箱の詰め方と共に提案しています。
陽気に誘われて、美しい花を肴にうまい物をつまむ
こんな素晴らしい風習が、数世紀を越えて、今なお息づく日本に生まれたことを、とてもうれしく思います。
海外では、公共の場で大々的にアルコールを飲むことが禁じられている国もあるので、このお花見文化は、まさに日本の風物詩です。
さて今週は、行楽や普段のお弁当におすすめしたい1品、「肉巻きゆで卵」をご紹介します。
ゆで卵に薄切り肉を巻いた、お子さんが大喜びするメニューです
ぜひお試し下さい
「ナムル」と聞いて、ピンとくる方は多いと思います。
日本語に訳さなくても、名前が浸透してきました。
しかし、皆さまがご存じの「ナムル」と言う言葉は、本来とても使用範囲が広いんですね。
和え物をさす料理名であり、野菜、山菜、食べられる野草のことでもあります
おなじみの食材である大豆もやしは韓国語で「コンナムル」、三つ葉は「チャムナムル」と言います。
素材の持ち味を活かした和え物のナムルは、韓国では常備菜としてよく作られます。
野菜をゆでて味付けするだけと簡単に作れるので、我が家でも度々登場します。
またナムルは、もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、他の料理へ応用可能な優れ物ですビビンバ
チャプチェ
海苔巻きのキムパプ
ユッケジャンなどのスープ
・・・などの料理に応用が可能です
家庭では大きなボウルに、残り物のナムル、キムチ、コチュジャン、ご飯を混ぜ合わせてビビンバにし、家族で囲むこともしばしば。
数多くの食材が入るので、栄養バランスがいいんですね。
おかずがあと一品欲しいなと思ったら、ナムル作りをオススメします
さて、本日のレシピは「ナスナムル」をご紹介します。
蒸してから、しょうゆベースのたれで和えています。
料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
気分は、すっかり春な今日この頃

外でのピクニックやアウトドアなど、外遊びが楽しい季節の到来です

でも、朝・夕まだまだ寒暖の差が激しく、体調を崩すことも
花粉やホコリの影響で鼻や目がムズムズしたり、なんとなく頭痛がしたり、春は身体の上部に不調を感じる季節です
身体の内部もさることながら、私たちの肌もとても敏感になり、一年の中でも肌荒れを起こしやすい季節でもあります
スキンケアには、汚れをしっかりと落とすクレンジングや洗顔を始めとした外からのケアと、食べ物による内側からのケア、両方がとても大切です
皮膚を正常に保つために使われるビタミンAや、肌に良いと言われるビタミンC、抗酸化作用のあるビタミンEなどが含まれた食材が、おすすめです
アスパラガスや春キャベツ・菜の花など、旬の野菜には、その時期に適した栄養が豊富です
内側からのケア=食べ物と聞くと、栄養を摂ることを中心に考えがちですが、実は出すことも忘れてはいけないポイントです。
ニキビや吹き出物など、肌荒れの原因のひとつが便秘
便秘解消には、腸の働きを助ける食物繊維が欠かせません。
こんにゃくは昔から「身体の砂払い」と呼ばれ、身体の中のいらない物を外に出す働きがあるため、重宝されてきた食材
水分が97%で、栄養的にはあまりないのですが、身体のデトックスをしてくれるの食物繊維(グルコマンナンと言う、ヒトの消化酵素では消化できない食物繊維)を含んでいるので、美容にはおすすめの食材です。
カロリーもほとんどないので、ダイエットにもうれしい食材です
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
春は新生活が始まる季節ですね
年度が替わり、一人暮らしを始められる方も多いのでは!?
今回のブログは、初めての一人暮らしに準備しておくと便利なキッチングッズ「土鍋」をご紹介します。
え
もうすっかり春なのに土鍋???と驚かれましたか?
実は、土鍋は冬だけの物ではなく、年中大活躍するんですよ
まずは、土鍋の選び方をご紹介します。
土鍋の大きさは、号数で表されます。
メーカーによってサイズ表記は多少変わりますが、1〜2人暮らしには直径22cm程度の6号サイズが使いやすいでしょう。
4人家族では、直径30cm程度の9号サイズがおすすめです。
土鍋の魅力をご紹介すると・・・ガスコンロでそのまま調理してそのまま食卓に出せる
土鍋は火のあたりがやわらかいので、お粥・炊き込みご飯・リゾット・うどん・湯豆腐・煮物などをおいしく作ることができます。
そのまま食卓に出せるので、洗い物が少なくてすむのもうれしいですよね!保温性に優れているので、お料理の温度を保ってくれる
土鍋は保温効果だけではなく、保冷効果も優れているので、夏場は冷やしうどんやそうめんなどを盛り付けると、長い時間冷たいままでおいしく食べることができます。
氷を入れてワインクーラーとして使っても
いかがですか?「土鍋」は年中大活躍です!
重宝しますよ