ここ最近、私の周りで豆乳スムージーの話をよく耳にします

飲みやすくておいしいことはもちろん、普段の食事で不足しがちな栄養素を手軽に摂取できる飲み物として選ばれているのだそう

日頃から、豆腐や豆乳の魅力を紹介している私にとって、すごくうれしい話です

スムージーと言えば、健康や美容に良いと大ブームを巻き起こした「グリーンスムージー」が記憶に新しいですが、野菜や果物の皮、種など丸ごとミキサーにかける製法は、高性能のミキサーが必要でしたし、物によっては口当たりがざらっとすることもありました。
その点豆乳ならば、大豆の搾り汁であるため栄養豊富ですし、ミルキーなのにさらっとした食感で、スムージーにするのに適しています

豆乳は、ざっと挙げるだけでも、サプリメント顔負けの健康効果がズラリ!
●大豆たんぱく
植物性たんぱく質のため、低カロリー。基礎代謝を活発にする機能がある。
●イソフラボン
ポリフェノールの一種で、女性ホルモン(エストロゲン)に似た構造。摂取することで健康維持に効果がある。
●サポニン
血液中のコレステロールや中性脂肪を洗い流す効果。肥満や老化を予防する効果が期待される。
その他に、脳の老化を予防するレシチン、整腸作用のあるオリゴ糖、自律神経を安定させるビタミンB群、抗酸化作用のあるビタミンE、代謝を促進させるカリウムなどが多く含まれています。
豆乳のスムージーがじわじわと人気を集めるのも頷けますね

とは言え、大豆特有の味わいが苦手な方もいらっしゃると思います。

最近は、各メーカーからスムージータイプだけでなく、ドリンクタイプの豆乳飲料も続々と発売され、大豆の風味を抑えた飲みやすい物もあるので、一度試してみてはいかがでしょうか

さて今回は、「豆乳バナナスムージー」を作ってみようと思います

材料をミキサーにかけるだけで作れますが、注意点が2つ。
1.バナナの熟度によって味に差が出ますので、必ず味見をして砂糖の量を加減する必要があります。
2.さっぱりとした後味にするため、レモン汁を加えていますが、豆乳のたんぱく質とレモン汁の酸が混ざると、化学反応を起こして固まります。
この性質を利用してとろりとした食感のスムージーにしますが、30分以上置くと固くなるため、作ったらすぐお召し上がり下さいね

とろりと濃厚で、自然な甘さがおいしい一杯をご堪能下さい


先日、手土産に自家製のパンを頂きました。
ほのかに甘く、外はカリッと中はふわふわの食感で本当においしかったです

焼きたてのパンのおいしさって格別ですね

お店で焼きたてのパンを購入するのも良いですが、お家で手作りするのもおすすめです

自分好みにアレンジでき、焼きあがってすぐのおいしさを味わえるので、我が家では、常食するパンは大体お家で作っています


パン作りは、時間も手間もかかる


パン焼き器をお持ちの方は、ぜひ活用しましょう

パン作りで一番大変なのが、時間と力を使う生地をこねる作業。
この工程をパン焼き器の「生地作りモード」で、1次発酵まで仕上げます。
そのあとは、生地を丸めてベンチタイム(休ませる)、成型して2次発酵させ、オーブンで焼き上げて完成

全部で2時間位かかるのですが、付きっ切りの作業時間は少ないため、他の作業と並行して作れるのも簡単パン作りの魅力。
私は、夕食の後片付けをしながら、翌日の朝に食べるパンを作ることが多いです

すべての工程をパン焼き器にお任せしたパンとは、一味違うおいしさなのです

パン作りは、基本の配合を覚えて応用し、材料を色々替えてオリジナルのパンを作れるようになると楽しさが広がります

★基本の配合★
粉類を100%として、塩1%・イースト2%・砂糖10%・油脂10%・水分65%。
また、生地の成型のときに、ナイフ(クープ)で切り込みを入れて、マヨネーズを乗せたり、マヨネーズ+粒マスタード・カレー粉・コーン・ハムなど、少々アレンジした物を乗せたりして焼き上げると、惣菜パンになります

私の家族は、ちょっと味の付いたパンが好きなので、パン生地は基本のシンプルな物にし、トッピングを色々と変えたパンを作っています。
皆さんも色々試して、お好みのパンを作ってみて下さいね

さて今回は、「サケとグリル野菜のサンドイッチ」をご紹介します。
粉チーズを加えた衣を付けてカリッと焼いたサケと、グリルした野菜をたっぷり挟んだ食べ応えのある一品。
パンは丸パンの他、バゲットなどお好みの物にしてもおいしいですよ。
ぜひ、お試し下さい


こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
日本では2年程前にパクチーブームが沸き起こり、関連商品が続々と開発されました
販路が拡大され、スーパーでもパクチーが買えるようになるなど、すっかり浸透しましたよね
パクチーはもともと、タイやベトナムなどの東南アジアでは古くからなじみのある食材で、中国では香菜(シャンツァイ)の名で親しまれています
中国には朝鮮族の自治区があり、食文化は中国と朝鮮の影響を両方受けているため、パクチー料理は韓国以上にバラエティに富んでいるのです。
朝鮮半島においても、パクチーの歴史は古く、約1,000年前の高麗時代に中国から伝わったと言われています。
人によって好き嫌いが分かれる野菜ではありますが、中国に近い北朝鮮や韓国の北部では、キムチにして食べることが多い食材です。
仏教思想に基づいた韓国の精進料理では、ニラ、ネギ、ニンニク、ノビル、ラッキョウに似ているツルボは五辛菜(オシンチェ)と言って、食用が禁止されています。
お寺では食事のことを供養と言い、五辛菜を供養すると口の周りに鬼がしがみつくと伝えられてきました
五辛菜の強い香りや含有成分は、食欲をかき立てられ強壮剤となるので、修行者にとっては邪魔者扱いです。
しかし香りが強くても、パクチーについては制限がなく、お寺の畑で栽培されることもあります
以前、精進料理を学びに韓国南部の寺を訪問したとき、ピリ辛のドレッシングで和えたパクチーの混ぜご飯を頂きました。
ドレッシングの酸味、辛味、甘味、塩味のバランスが絶妙な上、鼻を抜けるパクチーの香りでいくらでも食べられましたよ
その他、パクチーと牛肉の炒め物や、ネギの代わりにパクチーを入れた牛肉スープなどが定番で、お肉との相性が良いのだと思います
過去に私が紹介した「サムギョプサルとパクチーの和え物」もお肉との組み合わせでした。こちらもオススメですよ
さて今回は、「パクチーチヂミ」をご紹介します。
チヂミの生地は少なめにして、パクチーのおいしさを存分に味わえるレシピです。
干しエビが味のアクセントになって、香ばしさもありますよ。
パクチー好きの方には、ぜひ一度作って頂きたい料理です
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
昨冬に野菜が高騰したとき、家計のお助け食材として一躍注目を浴びた「豆苗(とうみょう)」。
野菜の高騰は落ち着きましたが、リーズナブル・調理がしやすい・栄養価が高いなど、様々な理由で豆苗の人気は続いているようです

そこで今回は、色々使える「豆苗」についてご紹介します。
豆苗は、カイワレダイコンやブロッコリースプラウトなどと同じ、スプラウト(種を人工的に発芽させ、新芽を食材として収穫する物)の一種で、「エンドウマメ」を発芽させた物です。

エンドウマメは、品種や収穫時期によって様々な種類に分かれています。
若いサヤごと食べる「サヤエンドウ」や「スナップエンドウ」、未成熟の実を食べる「グリーンピース」、完熟した豆は「赤エンドウ」や「青エンドウ」と呼ばれ、和菓子などに利用されます。
エンドウマメの新芽である豆苗は、上品な香りと甘みがあるのが特徴。
中国では、古くから食材として収穫され、高値で取引されていたそうです

日本に入ってきたのは、1970年代。当初は高級中華料理店でしか取り扱われていませんでしたが、1990年代半ばから、天候に左右されない屋内(工場)での水耕栽培が可能となり、リーズナブルな野菜として一般家庭の食卓にも浸透しました

豆苗は、味にクセがなく、多種多様な料理に活用しやすい野菜でもあります。
定番のサラダやおひたし、パスタやうどんなどの麺類、丼や炒飯などのご飯物、スープや味噌汁などの汁物、春巻きやかき揚などの揚物と言うように、アイディア次第でレシピは無限大

さらに、洋菓子や和菓子といったスイーツや、グリーンスムージーにもよく合うんですよ

そして豆苗は、「栄養価が高い」ことでも注目されています

豆と緑黄色野菜の特長を併せ持つ豆苗は、たんぱく質と炭水化物を比較的多く含む他、様々なビタミン類を含んでいます。
骨の形成を助けるビタミンK、抗酸化作用のあるビタミンAやビタミンC、赤血球の形成を促す葉酸など、これらは健康維持に欠かせない栄養素です

紫外線が気になるこれからの季節、ビタミン豊富な食事を摂り、身体を内側からケアすることも意識していきたいですよね

ビタミン豊富な豆苗は、美容を気にする女性にとってもうれしい食材と言えるでしょう

ご存知の方も多いかと思いますが、スプラウト商品は、「食べる」だけでなく「育てる」ことも楽しめます

豆苗は、残った根と豆を水に浸しておくと、新しい芽が伸び、一週間程度で再収穫できるのです。
育てるときの注意点は、以下の通り。


日々成長していく様子を眺めるのは楽しいですし、室内に緑があるのは気分が良いもの

お子様や家族と一緒に育てて、野菜を育てる楽しさを共有するのもおすすめですよ

さて今回のレシピは、夏バテ予防にぴったりの「夏野菜と豆苗の豚肉巻き」をご紹介します。
これから暑くなって、火を使う調理を避けたいときに重宝する電子レンジレシピ。
暑さで食欲のないときでもしっかり食べられるよう、冷たいお惣菜です。
再収穫した豆苗で、お子様と一緒に作るのも良いですね

ぜひお試し下さい。
