管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
新年を迎えて1月も終わりに近づいたこの時期。
年末年始に飲んで食べる機会が多く、少し太ってしまった・・・・・・という方も多いのではないでしょうか。
体重が増加してしまったとき、色々なダイエット法を試している方も多いと思います。
「○○ダイエット」と称した様々なダイエット法がありますが、試してみると続けるのが難しいダイエット法も多いです。
そんな中、「コーヒーダイエット」は気軽にできて、しかもダイエット効果が期待できると言われています。
コーヒーを飲むタイミングと量を考慮するだけなので、今日からすぐに実践できますよ

そこで今回のブログは「コーヒーのダイエット効果」についてご紹介します。


コーヒーに含まれるカフェインには、リパーゼという脂肪を分解する酵素を活発にする働きがあります。
リパーゼの働きにより、中性脂肪は分解されて脂肪酸として血中に流れ、身体のエネルギー源となります。
この脂肪分解効果はうれしいことに、「身体に蓄積された脂肪」と、「これから食事などで身体に入ってくる脂肪」の両方に効果があるとされています。

コーヒーは、食後に飲むことで脂肪の蓄積を防ぐ働きが期待できます。
また、お風呂に入る20〜30分前に飲むのもおすすめです。
カフェインは、血行を促進して代謝を上げる働きがあるため、お風呂に入り汗をかくことで、よりダイエット効果が期待できるのです。

コーヒーに含まれるカフェインは、中枢神経系を興奮させて眠気を覚ましたり、集中力を高めたりする作用があり、最近では発がん性物質の精製を抑制する働きも認められています。
ただし、摂りすぎると副作用として、動悸やめまい、不眠や頭痛などの症状が出ることがあります。
欧州食品安全機構(EFSA)によると、健康な成人が摂取しても安全とみなすカフェイン量は、体重60kgの人で1日に342mgとしています。
例えば、ドリップのレギュラーコーヒー1杯に含まれるカフェイン量は、100mlあたり約60mgなので、成人の場合1杯が150ml程度のコーヒーなら3〜4杯までが適量です。

コーヒーのダイエット効果も同じです。
あくまでも、コーヒーはダイエットを陰ながら応援してくれる存在と考え、バランスの整った食事と、適度な運動を取り入れながら楽しく実践して下さいね

今回は、ダイエットのレシピではありませんが、コーヒーを使った「コーヒーぜんざい」をご紹介します。

コーヒーの苦みと小豆の甘さがマッチした大人の甘味。
お正月に残ってしまったおもちの消費や節分にもピッタリの一品です。
ぜひお試し下さいね

管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年は、元日と日曜日が重なったため、少し慌ただしいお正月だった方も多いのでは・・・・・・と思います。
まだまだ寒い日が続きますので、体調に気を付けて、今年も元気に頑張っていきましょう

さて、冬場は気温が低く空気の乾燥した日々が続くため、体調管理だけでなく、髪の毛がパサつきがちになることにも気を付けたいですよね

実は見た目年齢の差はほぼ「髪」で決まると言われている程、髪の毛の状態が見た目の印象を左右します。
髪がパサついているだけで5〜6歳も年上に見られることも

髪のツヤを保ったり、白髪をケアしたりすることは重要なようです。
そこで今回は、「美髪のための栄養素」についてご紹介します。
髪の毛の95%は、「ケラチン」というたんぱく質からできています。
美髪のためにはまず良質のたんぱく質を摂ることが必要です。
特に、肉や魚介類などの動物性食品には、良質のたんぱく質が豊富に含まれているため、髪の毛を丈夫にする効果が期待できます

また、丈夫で美しい髪の毛を育てるためには、頭皮を健康に保ち、血行を良くすることも大切です。
そのためには、脂質の代謝を促すビタミンB2とナイアシン、抗酸化作用で血中脂質を減らして血流をスムーズにするビタミンEやオメガ3系の脂肪酸、さらにヨウ素や亜鉛などのミネラル類は、代謝を促す作用があるため、ツヤのある美髪のためには欠かせない栄養素です。

では具体的にこれらの栄養素を含む食材を挙げると、「豚肉」をはじめ、「ブリ」や「カキ」などがあります。
良質のたんぱく質を豊富に含み、さらにブリにはビタミンEやオメガ3系の脂肪酸が多く含まれており、カキには亜鉛が多く含まれています。
抗酸化作用のあるビタミンCを豊富に含む大根やレモンを使って、「ブリと大根の煮物」や「生のカキにレモンを搾ったもの」など、一緒に摂ると頭皮や髪の毛を酸化から守ってくれる働きも期待できるのです。
ブリやカキは今が旬の食材。
おいしく食べるだけで、美髪のためにもなるなんてうれしいですよね

そこで今回は、亜鉛が豊富なカキを使った「カキのお好み焼き」をご紹介。
ゆずこしょうとポン酢で頂くあっさりとしたお好み焼きです。ぜひお試し下さい。
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
今年も残すところあと僅かになり、そろそろ年末の大掃除の時期がやってきました
この時期になると、お掃除特集のテレビ番組やお掃除用洗剤のテレビCMを見る機会も増えてきますね。
また、最近では重曹やクエン酸を使って、ご自分でオリジナルの洗剤を作る方もいらっしゃるようです
洗剤の種類や使い方は様々ありますが、汚れた部分や場所に合った物を使うことが効率良く「キレイ」にするポイントです
そこで、今回は洗剤の性質にスポットを当て、「キッチンまわりの洗剤選びのコツ」をご紹介します。
洗剤の性質は大きく分けると主に「酸性」「中性」「アルカリ性」の3つに分けられます。
「酸性」や「アルカリ性」にも強弱があり、酸やアルカリの強さを表す数値としてpH(ピーエッチまたはペーハー)という数値が使われています
pHの数値が、3.0未満は「酸性」、 3.0以上6.0未満は「弱酸性」、6.0以上8.0以下は「中性」。8.0を超えて11.0以下は「弱アルカリ性」、11.0を超える物が「アルカリ性」です
数値が低くなるにつれて「酸性」が強くなり、数値が高くなるにつれて「アルカリ性」が強くなります。
一般的に、「酸性」や「アルカリ性」が強くなると汚れを落とす力が強くなりますが、皮膚への影響が強いため、手荒れなどを起こすリスクが高くなります。
例えば、手洗い用の食器用洗剤は、素手で洗うことを想定し、手荒れを起こしにくい「中性」が多いです。
一方、食器洗い機用の洗剤は、直接手で触れることがないため、洗浄力の高い「弱アルカリ性」で殆ど作られています
では実際にお掃除するときにはどういった洗剤を使用すれば良いのでしょうか。
キッチンまわりの汚れの代表格は、主に「油汚れ」と「水垢」です。
ガスレンジなどの油汚れは酸性なので、「弱アルカリ性」または「アルカリ性」と表示のある物がオススメ。
アルカリ性洗剤の中でも「重曹」は、油汚れのお掃除にはとても効果的です
重曹には油汚れを中和する作用がありますので、汚れた部分にふりかけてさっと拭き取るだけで油汚れを取り除くことができます
お掃除の際は手荒れなどの原因になりますので、ビニールやゴムの手袋を必ず付けて下さいね
それに対しシンクや蛇口まわりの水垢はアルカリ性なので、「弱酸性」の表示のある洗剤がオススメです。
弱酸性の物を使うことで、水垢がキレイに落ち、シンクまわりがピカピカになりますよ。
最後にひとつ豆知識
台所用の漂白剤が手に付いてしまい、ヌルヌル感が取れないときがありますよね。
そんなときは「お酢」を数滴手にたらしてこすり合わせると、すぐにヌルヌル感がなくなります。
「お酢」には酸性の成分が含まれていますので、手に付いた漂白剤の成分(アルカリ性)をお酢の成分(酸性)が中和してくれます。
先程シンクまわりのお掃除でも「弱酸性」の洗剤についてご紹介しましたが、「弱酸性」の洗剤がすぐに用意できないときには「お酢」でも代用できるので、お試し下さい
それでは今回のレシピは「お酢」にちなんだ「ミルフィーユなます」をご紹介します。
お掃除にもお料理にも万能なお酢を使った華やかな一品。
皆が集まったときのオードブルやおせちにぴったりです
皆さまの新しい年が、爽やかで楽しい一年となりますように
今年も一年ありがとうございました
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
こんにちは!管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
秋めいてきたとは言え、まだまだ残暑が厳しいですね
秋の運動会を控えて、連日練習をしている学校も多いことと思われます。
この時期は、案外汗をかいて体が乾きやすいので、しっかりとした水分補給が大切です。
水分補給の飲み物に適しているのは、何と言っても「水」でしょう。
人が生きていくためには水が不可欠です。
どうせ必要な水分ならば、体にとって良い物を摂りたいところ
最近流行している「水素水」も、そういった面から注目されているのではないでしょうか。
水素水を飲用すると、活性酸素を抑制したり、美肌に良かったり、アンチエイジング効果があるなど、様々な効果が期待できるとされています。
しかし、商品によっては科学的根拠に乏しく効果を得られない物もあるようですので、購入するときは注意して下さいね
さて、水素を多く含んだ水素水とは別に、水の成分に注目すると、水には大きく分けて「軟水」と「硬水」という種類があります
その違いは硬度によって分けられ、硬度とは水1,000ml中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を数値化したものです。
WHO(世界保健機構)の基準では、硬度が120mg/L以下の物を「軟水」、120mg/L以上の物を「硬水」と定めています。
ヨーロッパや北米では「硬水」が多いのに対し、日本の水道水はほとんどが「軟水」です。
軟水は硬水よりも、口当たりが軽くてまろやか、体への吸収が良い、料理の使用に適しているとされています。
公益社団法人日本水道協会のデータによると、日本全国の平均硬度は50.916mg/Lとなっています
硬度は、地域によってかなり違いがあり、最も硬度が低いのは愛知県の26.476mg/Lで、最も硬度が高いのは沖縄県の84.006mg/Lです。
※これらは平均値で、貯水池によって差があります。
このように、軟水の中でも硬度に違いがあり、関東と関西で好まれる出汁(だし)が違うのは、「水の硬度」が原因のひとつと言われています
地域性による出汁の好みについては、昆布の流通経路が関係しているとか、地域住民の気質の問題だとか諸説ありますが、水質の違いが関連していることも有力な説のひとつです。
一般的に、関東はかつお出汁と濃い口しょうゆ、関西は昆布出汁と薄口しょうゆの味付けが主流です。
関東は関西に比べて水の硬度が高く、硬度の高い水では昆布から旨みが抽出されにくいため、魚の出汁を使い、魚の臭みを和らげるために濃い口しょうゆを使うようになったと言われています
ちなみに、緑茶を入れる水は、旨みを抽出しやすい軟水が適しています。
硬水は、緑茶などの旨みを味わうお茶には不向きな反面、香りを楽しむ紅茶やジャスミン茶などを入れるのに向いているのです。
水質の違いは、国や地域で分かれる食文化の違いに、密接なかかわりがあるようです。
最近は、インターネットを介して様々な硬度の水が手に入りますので、飲み比べたり、用途によって使い分けたりするのも楽しそうですね
さて今回は、炭酸水を使ったレシピ「フルーツティーソーダ」をご紹介します。
市販されている甘い味の炭酸飲料は、想像以上に砂糖がたくさん入っている物が多いので、手作りして甘さを調節することをオススメします。
ビタミンが豊富なフルーツたっぷりで、デザートとしても楽しめます。
炭酸のシュワッとした感触が、リフレッシュに最適です
ぜひお試し下さい