こんにちは!
料理家の吉田由子です。
今年は梅雨の時期から強い日差しが降り注いでいますね
夏は肌の老化を早める要因があふれています。
紫外線、クーラー、扇風機による乾燥、汗・・・
美容をテーマにしている某女性雑誌を見ると、「老化は夏におこると言っても過言ではない!」というなんとも恐ろしいキャッチフレーズが
そこで、今回は夏に旬を迎えるアンチエイジング食材『ズッキーニ』についてご紹介致します。
『ズッキーニ』は、見た目はキュウリに似ていますが、実はカボチャ属に分類されるカボチャの仲間です。
日本では、皮が緑色の細長い形状の物が一般的ですが、皮が黄色い物や、丸い形の物などいろいろな種類があります。
栄養価は、ビタミンA、C、カリウムを豊富に含んでいます。
ビタミンAは抗酸化作用があり、体内の細胞の酸化を防ぎ、シミやシワを防いでくれるアンチエイジング効果が期待できます。
また、ビタミンCが豊富に含まれていますので、夏風邪も予防してくれます。
栄養価を見ると、やはりカボチャの仲間だということが納得できますね。
ズッキーニは、オリーブ油ととても相性が良く、弱火でじっくり炒めると甘味が増し、独特の食感が楽しめます。
さて今回は、 『ズッキーニとトマトのパセリパン粉焼き』 をご紹介しています。
おもてなしにもぴったりのおしゃれなメニュー
です。
ぜひお試し下さいね
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
5月下旬に、韓国の全州(チョンジュ)を訪れました
全州は朝鮮半島の南西部に位置し、ソウルから高速バスで2時間半程
全羅北道(チョルラプクド)の県庁所在地です。
全羅北道の西は黄海に面しており、西側は平野、東側に高原が広がっています。
南北に山脈、そして河川が縦断し土壌と水に恵まれています。
全州がある湖南平野(ホナムピョンヤ)は米の産地として有名で、食の都とも言われているんですよ。
名物料理を挙げると、韓定食、大豆もやしのクッパ、ビビンバなどがあります。
全州の韓定食はソウルとは違った品々も多く、驚きと感動の連続です
クッパに使われている大豆もやしは良質な水からできているので、旨みもたっぷり。
大豆もやしには肝臓の機能を助ける働きがあるので、このクッパはヘジャングク(解腸という意味)と言って、二日酔い冷ましのスープとして浸透しています
全州に滞在した際に食べましたが、今でも忘れられません。
おそらく、日本ではここまで味が出せないと思います。
また、全州で生まれたビビンバは、三大ビビンバのひとつに挙げられます
その特徴はと言うと、ご飯を牛肉で取ったスープで炊いているんですね。
また、ご飯の上にのっている具材が多く、その数は20種類以上
チョンポムクも入っています。
緑豆で作った寒天のような物ですね。
これらを混ぜ合わせて頂くビビンバは、様々な味と食感が存在します。
だからこそ、飽きないんですよね。
全州ビビンバは日本人の口にも合いますので、機会がありましたらぜひ召し上がって下さい
それでは、本日のレシピです。
全州を訪れた際、現地の料理研究家の先生に教えて頂いたビビンバが絶品だったので、それをもとにアレンジした「とびこと野菜のビビンバ」をご紹介致します。
ポイントはコチュジャンとお酢を合わせた「チョジャン」と言うたれ。
夏向きビビンバとしておすすめです
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
日差しがきつくなり、夏はもう間近!といった感じですね
これから、夏野菜が次々と旬を迎えます。
夏野菜は水分をたっぷり含んでいてみずみずしく、たくさん汗をかく夏場の水分補給に一役買ってくれます。
夏野菜の中でも、つるにぶら下がって実る野菜(キュウリ・トマト・なす・ピーマンなど)は、身体を冷やす作用がある物が多いので、夏の暑さで火照った身体を冷やしてくれます。
今回のブログは、夏野菜の代表「キュウリ」についてご紹介します。「キュウリ」は、なんと90%以上が水分
でできています。
そのため、栄養価はそれほど期待できませんが、カリウムが豊富に含まれています。
カリウムは、塩分を身体の外に出してくれる効果があります。
また、「キュウリ」には、イソクエルシトリンという成分が含まれており、利尿作用やむくみを解消する働きがあります。
夏は、大量に汗をかくので、カリウムが失われて夏バテ
の原因になるため、カリウムを豊富に含む「キュウリ」は、積極的に摂りたい野菜です。
「キュウリ」を生で使うときは、洗ったキュウリに塩を適量ふり、まな板の上でゴロゴロと転がす「板ずり」をすると、キュウリのトゲが取れ、鮮やかな色になっておいしさがアップ
しますよ。
さて、今回は『キュウリとヨーグルトの冷製スープ』のレシピをご紹介します。
すーっと身体の中から爽やかになる、さっぱりした口当たりのスープです。
火を使わないレシピなので、暑くなるこれからの季節にはうれしい一品です
ぜひお試し下さいね
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
「松の実」と言うと和食でほとんど使用しませんよね?
中華食材のイメージが強いのですが、韓国料理でも度々使います
松の実は、アンチエイジングに良い のはご存じでしたか?
抗酸化作用を持つ不飽和脂肪酸のリノール酸を豊富に含んでいるんですね。
さらに、コレステロールを減少させる働きも持つリノール酸は、体内合成できないので食事で摂取する必要があります。
また、種実類は腸を潤す働きがあり、毒素の排出に効果を発揮します
さて、松の実は韓国料理でどのように使われていると思いますか?
コミョンと言って、料理の飾りによく使われています。
そのままの形で飲み物に浮かべたり、細かく刻んで焼いたお肉の上にのせたりと、料理にもデザートでも飾りとして活躍
その他にはソースがあります。
風味が高いので、素材の味わいがより引き立ちます。
また、メイン料理で言えば、お粥が挙げられます。
松の実は滋養強壮にも良い ので、体調が思わしくないとき、食欲不振のときに食べると、元気が出るんですね
とは言え、もちろん欠点もあります。
長い間空気に触れていると酸化しやすいので、少量ずつ購入して使用するのがベター
また、多食をすると逆に腸の調子が悪くなるので、少量を毎日食べるのが良いと思います。
それでは、本日のレシピをご紹介します。
宮廷料理の「蒸しエビの松の実ソース和え」です。
辛くない韓国料理の味わいを、堪能して下さいね