こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
今、様々な所で食育の大切さが伝えられています。
給食の献立表を見ても、勉強になる食情報が盛りだくさんで、毎月の献立表を楽しみにしている今日この頃です。
一口に食育と言っても、 「食材」、「食べ方」、「作り方」など様々な切り口があるので、奥が深いですね
そんな食育のひとつにもなるのでは?と思うのが「レシピを読む力」です。
これは今話題のロジカルシンキングにもつながるので、子供と一緒に料理するときに取り入れてみてもいいですね。
ロジカルシンキングとは、読んで字のごとく、論理的(ロジカル)に・考える(シンキング)こと。
筋道を立てて考え、目的を達成するためにはどうすればいいのかを考える思考法、物事を効率的に遂行するためにはどうしたら良いかを考える思考法です。 例えば、レシピの手順は材料の準備から始まり、下ごしらえ→調理といった筋道が立てられています。
そしてその先には完成品(ゴール)が見えています。
ですから、レシピを見る(読む)ことにより、このような考えが自然と身に付くと、私は思います。
ですが、単純にレシピを見るだけではいけません。
その中にはとても大切な要素がいくつも含まれています。
例えば、レシピ本に『ケーキ』のレシピが書いてあったとしましょう。
何を作るのか、子供自身で確認をする。(目的の明確化)
ケーキを作るために何を準備するべきかレシピを見ながら考え、食材や調理器具など必要な物を準備する。
(物事を遂行するための準備が何かを考える。ここを誤ると、実務作業=調理手順が滞ります) どのようにしてケーキが完成するのかを想像しながら、レシピを読み、手順を頭に入れる。(物事をより効率的に行なう手助けになります)
実際に作ってみて、失敗した場合、どこの手順で、何がいけなかったのかを反省し、再度トライしてみる。(原因を究明し、対策を考える力が付きます)
最初はレシピを読むことに時間がかかるのですが、慣れると自分の頭で考え、行動できるようになりますよ
ただ出された物を食べるだけでなく、自ら料理をすることで食を大切にする意識も備わり、そのまま料理の腕が成長へとつながっていくのではないかと思います。
それでは、本日は『ホタテと菜の花の混ぜご飯』のレシピをご紹介します。
お子様と一緒に作ってみて下さい。
こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
皆さんは、食べ方や食べ物で気を付けていることはありますか?
健康維持、妊娠・出産、美容のため・・・、
私達が少し立ち止まって、今の食生活を見直す機会は意外と多いと思います。
私もこれまでいくつかの食生活スタイルを経験し、今に至っています
栄養士の学校に通っているときは、西洋栄養学を中心とした食の考を学んだり、食の仕事に就いてからはマクロビオティックと出会い、妊娠・出産のときには玄米食を取り入れたり、中医学の考えを知りたくて薬膳を学び直したり・・。
などなど、いろいろな食の情報に触れ、日常生活で試し、自分が無理なくできる食生活を実践しています
「この食の考え方がいい!」とひとつのやり方を貫く姿勢は悪くないとは思います。特に長期療養や治療などを受けているときは必要なこともあるでしょう。
しかし、普段の生活で、ずっと「○○は食べない、○○は子供に食べさせない」という考えは、けっこうキツイ気がします
例えば、牛乳は体質に合わないのに「栄養があるから」と無理して飲むとか、砂糖のとりすぎは良くないので我慢して一切摂取しないとか・・・。
身体が欲する食べ物を無視して、ひとつのことにこだわり続けていると、逆に身体の負担になってしまうのでは?と思うのです。
いろいろな食の考え方を参考にし、目安にすることは大切ですが、人によって食歴も違うので、自分らしくカスタマイズして、我慢することなしに身体に良い食生活を実践してみましょう。
もちろん、何でもOKと言うわけではありません。
「最近、暴飲暴食や偏食が多いな」と思ったら、基本の食事に戻してバランスを取ることが大切です。
私の場合、基本の食事は野菜中心の家ご飯になります。
ぜひ、皆さんも一度見直してみて下さいね
それでは、本日のレシピをご紹介します。
寒い冬にぴったりな「冬野菜とタラの温かサラダ」です。
リセットしたいときなどにおすすめの一品です
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
今年に入ってから厳しい寒さが続き、朝起きるのがつらいですね
我が家では、ホームベーカリーで朝にパンが焼き上がるようにセットしています。
すると、焼き上がりのアラームとパンの焼き上がるおいしそうな香りにつられ、起きることがそれほど苦ではなくなります。
食いしん坊一家ならではの工夫です
パンを手作りするようになると、小麦粉の種類や産地にこだわってみたり、酵母にこだわってみたり・・・試行錯誤してみたくなるのは職業病でしょうか(笑)
最近、スーパーのパンコーナーでは、原材料表示に「パン酵母」と書かれた物が増えたように思います。以前は「イースト」と書かれた物が主流だったように思うのですが・・・。
どのように違うのでしょう?
そこで今回は、『イーストと酵母』についてご紹介します。
イーストと酵母・・・
なんとなく、イーストは人工的な物で安全性が低いイメージ、かたや酵母は天然由来の物で安心安全なイメージがありませんか? 実は、イーストと酵母は全く同じ物なのです。
酵母の英語読みがイースト(Yeast)で、その中でもパンに適した物をパン酵母と呼んでいます。
イースト=酵母は主に糖蜜を栄養源にして培養された天然由来の物です。ここで、問題になってくるのが「イーストフード」の存在です。
イーストフードとは、上記のイーストとは全く別の物です。
イーストフードは、発酵時間を短縮し、製造の効率を上げるための食品添加物です。最近、パンの原材料表示に「イースト」ではなく「パン酵母」と記載される傾向があるのも、この「イーストフード」と「イースト」が同じ物だと誤解され、安全性が低いというイメージを与えてしまうことを懸念した物だと言われています。
さて、本日のレシピをご紹介します。
『ホウレンソウのパンキッシュ』
薄切りの食パンを皮にし、ホウレンソウやピザ用チーズを入れてこんがり焼いた手軽で温かい一品です。
ぜひお試しを
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
寒い季節は、ほっこりと甘い物が欲しくなりますよね
今回は『砂糖の豆知識』についてご紹介します。
『砂糖』は、原料、製造法、製品などによって分類が異なりますが、
原料で分類すると、以下のように大きくふたつに分けることができます。さとうきびから作られる甘蔗(かんしょ)糖
主な物に上白糖・グラニュー糖・三温糖・きび砂糖・粗糖・黒砂糖等があり、上白糖や、グラニュー糖は、黒砂糖を精製した物です。
黒砂糖や粗糖などは、上白糖やグラニュー糖など、白く精製された物に比べるとミネラルが豊富に含まれており、コクがあります。 甜菜(てんさい)大根から作られる甜菜糖またはビート糖。
どちらかと言うと甜菜糖が主です。
日本では、あまり知られていない存在ですが、ヨーロッパでは砂糖と言えばこちらの甜菜糖を指すことが多いようです。
甜菜糖は、ミネラルが豊富に含まれており、ビフィズス菌が含まれているのも特徴のひとつです。
三温糖は見た目がやや茶色で黒砂糖に近いイメージがあるため、ミネラルが多く健康に良い砂糖だと思っている方が非常に多いのですが、実は三温糖の茶色は砂糖を焦がしたときにできる茶色いカラメル色素の色です。コクがありますので、煮物などにお好みで使われると良いかと思いますが、根強い誤解があるのが現状です。
ちなみに、カラメルを作るときに使う砂糖は、上白糖やグラニュー糖が作りやすいのでおすすめです。用途に合わせて上手に選びたいですね。
さて今回は、 『豚ヒレ肉のカラメルりんごソテー』をご紹介します。
寒い冬に頂きたいごちそうレシピです。
ぜひお試しを