こんにちは!料理研究家のひろろこと竹内ひろみです。
「薬膳」という言葉から連想するものって、なんでしょう?
漢方薬、身体に良さそう、食事療法、ちょっと難しそう・・・など、いろいろとあると思います。
今日は、そんな薬膳の視点から、身体にとってうれしい、食べ方をほんの一部、ご紹介します
「医食同源」という言葉を、聞いたことってありますか?
ちょっと理論的になってしまうけれど、「毎日の食事が、病気を治す薬と同じ価値がある」ということ。
薬膳のベースになっている考え方です。
食べ物は、三大栄養素やビタミン・ミネラルなど、いろいろな栄養素から成り立っているのは周知の事実。
薬膳の視点は「すべての食材には効能がある」という、上記とはちょっと違った視点からのアプローチをします。
その中のひとつが、「体内にはいったときに、身体を冷やす方向に働くのか?温める方向に働くのか?」という、五性(温性、熱性、寒性、涼性、平性)の考え方です。
温性・熱性の食材は、唐辛子・鶏肉・カボチャ・カブなど。
冷えをとって血のめぐりをよくし、新陳代謝を活発にします。
寒性・涼性の食材は、メロン・タケノコ・豆腐・レンコンなど。
身体を冷やす働きをする他、清熱・解毒など、身体の機能亢進を鎮める働きをします。
そして、どちらにも偏りがないのが平性。
穀類・いも類・豆類、野菜だと、ニンジン・ブロッコリーなどです。
食べ方で大切なことは、どちらか一方に偏りなく頂くということ
いろいろな食材、調理方法を用いてバランスよく、毎日の食事を頂きましょう
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
さて、2月のメインイベントといえば・・・
「節分」と「バレンタインデー」ですよね
最近は、「友チョコ」といって、女性同士でチョコをプレゼントし合う方も多いようですね。
さて、今回のブログはバレンタインデーにちなみまして、「チョコレートのアンチエイジング効果」についてご紹介します。
ああ、おいしそう
見ただけで太りそう・・・
そんな声が聞こえてきそうですね
チョコレートというと、「カロリーが高い」「肌荒れの原因になる」と美容には良くないイメージがあるようです。
ですが、チョコレートの原料になるカカオには「カカオポリフェノール」という活性酸素を除去し、老化を防止する成分が含まれています。
つまり、チョコレートにはアンチエイジング効果があるということです。
ただし、ミルクチョコレートやスウィートチョコレートは、カカオの含まれる量が少なく、糖分がとても多いので、アンチエイジング効果を期待するなら、カカオ70%以上のダークチョコレートを食べるようにしましょう。
ただし、いくらアンチエイジング効果があるといっても、食べ過ぎは肥満の原因になります。
カカオ70%以上のダークチョコレートなら、1日50g程度が適量です
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
2月の大きな行事と言えば節分と、「バレンタインデー」ですね〜
かつては「女の子が好きな男の子に告白の気持ちを込めてチョコレートをあげる」といった意味合いを持つ日でしたが、我が家の娘達を見ていると、どうもそうではない様子。
お友達や部活の先輩後輩と、「友チョコ」を交換し合います。
娘達は2人とも、それぞれ運動部の部長だったので、昨年はまさに山のような友チョコを、紙袋いっぱいにもらって帰ってきました。
もちろんお返しの友チョコも毎年数十個用意するわけで、恋のひそやかなドキドキ、なんてこととは無縁の、なんともにぎやかなイベントになっています
以前アメリカに住んでいたときは、学校でクラス全員分をそれぞれが用意して、皆で交換し合っていたので、むしろ今の友チョコ現象の方が、アメリカの子どもたちの過ごし方に似ていますね
そもそもバレンタインデーとは、イタリアの司祭・聖ヴァレンティノが殉職した日。
当時兵の勇敢さを保つ目的で結婚禁止令が敷かれていたローマにおいて、恋人たちの愛を成就させ、ひそかに結婚させていた聖ヴァレンティノが、ときのローマ皇帝によって死刑になったのが、2月14日なのですね。
だから世界各国で、この日を男女が愛を誓う日とされているのです
日本でバレンタインデーがチョコレートと結びついたのは諸説ありますが、女性から男性への贈り物としての形が定着したのは戦後になってから、というのは間違いないようです
さて今回は、「チョコレートタルト」をご紹介します。
手軽に作れて、失敗知らず。型崩れもしにくいので、ぜひお試しを!
普段のおやつにも、おすすめです
こんにちは!料理研究家のひろろこと竹内ひろみです。
先日、ずっと行ってみたかったお店に、仕事の打ち合わせがてら行ってきたのですが、期待を裏切らないおいしさに大満足
おいしさもさることながら、「お待たせいたしました!」と出てくる料理の見た目が、とっても美しい
どれも、これも、思わず「わーーー!素敵!カワイイ〜」と言ってしまうものばかりでした
実は、彩りってただ、見た目がよくなるだけでなく、色をある程度揃えると栄養のバランスも摂れるので、とっても大切な要素なんですよね。
そこのレストランで最初に出てきたのが、五色の前菜盛り合わせ。
赤:人参のラペ、白:カリフラワーのお料理、黄:卵料理、緑:ブロッコリーのお料理、黒:しいたけのグリルマリネ。
薬膳で言われている五色(赤、白、黄、青[緑]、黒)が、きれいにお皿に勢ぞろいしていました
中国の伝統医学では、食べ物の色が身体のそれぞれに対応する臓器に対して、有効に働き、色にも薬効があると考えられているのです。
ひとつ、ひとつの効果効能を覚えるのはちょっと大変なのですが 、色を少し意識することって、栄養バランスのいい献立づくりのヒントになりますね 。
そうそう、日本の精進料理も五色を基本にしているとか。
お肉やお魚など使わない、限られた食材で作る精進料理。
味や見た目で変化を付けることで、豊かな食卓が演出できます