こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
いよいよ、気温が高くなってきましたね
今年は全国的に電力不足が心配されており、政府がまとめた「家庭の節電対策メニュー」では、夏場(7月〜9月)の9時〜20時に電力需要がピークになるので、各家庭で15%減を目標に節電をしましょうと呼びかけています。
具体的な節電の工夫として、
「炊飯器でご飯を炊く場合は、早朝にまとめて炊いて、冷蔵庫で保管すると25W(2%)の節電になります。」
・・・というものがありました。
確かに節電にはなりますが、冷たいご飯を消費電力の大きな電子レンジで加熱して食べては、本末転倒じゃないの・・・?とふと思ってしまった私・・・
だからといって、冷たいまま食べるのもなんだかねぇ・・・
そこで、おにぎりを作って冷蔵庫に入れ、食べる時に「焼きおにぎり」にして復活!というのは、いかがでしょうか?
もちろん、「焼きおにぎり」をそのまま食べてもおいしいと思いますが、さらに、だし汁をかけてほっこりと
お腹も心も満足の、『焼きおにぎりのだし茶漬け』のできあがり!
今回は、冷蔵庫に常備しておくと重宝するサケフレークとゴマを混ぜ込んでおにぎりにしました。
他にも、ちりめんじゃこやかつおぶし、アジの干物、昆布などを混ぜ込んで握ったり、トッピングをネギや大葉、梅干しなどに変えたりと、いろいろなバリエーションが楽しめます
節電もストレスにならないよう、楽しみながらできるといいですよね
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
冷たい「ざるそば」が、おいしい季節になってきましたね
「そば」といえば日本の食べ物というイメージがありますが、実は、「そば」はアジアやヨーロッパでも栽培されている世界的な作物なんです。
「そば」の原料である、そばの実を挽いて粉にしたものを、「そば粉」といいます。
今回は、このそば粉を使った、フランスのブルターニュ地方の郷土料理『ガレット』をご紹介します。
『ガレット』とは、フランス語で「薄く丸く焼く」という意味があります。
その名のとおり、そば粉で作った薄くて丸い生地に、さまざまな具をのせて食べます。
「ガレット」と「クレープ」の違いをおおまかに説明すると・・・
「ガレット」は、そば粉を使った塩味の生地
「クレープ」は、小麦粉を使った甘い生地
・・・という感じで、使い分けられているようです。
ちょっとおしゃれで、おいしいガレットですが、栄養的にもとても優れた食べ物なんです。
そば粉をそばにする段階で、そば粉の栄養は失われ、ゆでたそばの状態では1/5程度にまで減ってしまっています。
そば粉をそのまま食べることができるガレットは、そばの栄養を余すことなく摂ることができる理想の食べ方なんです。
そば粉は、薄力粉に比べビタミンB1・B2・ナイアシンなどのビタミンB群が豊富に含まれています。
特に、ビタミンB1はエネルギー代謝を良くするので、疲労回復ビタミンと呼ばれており、これから夏場にかけては夏バテの防止に効果があります。
また、カルシウム・鉄分・カリウムなどのミネラル、食物繊維も豊富。
さらに、ポリフェノールの一種で、動脈硬化や高血圧を予防し、アンチエイジング(老化防止)効果も期待できるルチンも豊富に含まれています
前の晩に生地を混ぜておけば、食べる直前に具をのせて焼くだけなので、朝食にもぴったり
朝食の新定番に、いかがですか?
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です
じめじめ梅雨の季節がやってきました。
作物にとって恵みの雨、自然界においては欠かせない季節なのですが、私たちの身体にとってはなかなかやっかいな季節です
というのも、晴れれば暑い日が続くのですが、雨続きの日がつづくと急に寒くなったりと意外に寒暖の差が激しい季節なのです。
体温調節がうまくいかず、カゼをひいたり、なんとなく、カラダがダル重い・・・なんてことも
そんなときにおすすめの食材が梅干し
梅干しパワーの源は、あの酸っぱさ!!
その酸っぱさは、クエン酸などの有機酸がもとになっているのですが、この有機酸がすごいのです。
新陳代謝を活発にして、疲労物質の乳酸を燃焼させたり、胃酸の働きを助けてくれるので、食欲不振の改善になったり・・・などなど。身体にとってはうれしいことばかり!?
「朝の梅干しはその日の難のがれ」と言われるのもうなずけます
また、梅の酸には強力な殺菌力もあるので、食中毒の起こりやすいこの季節には、欠かせない食品でもありますね
さて、そんな梅干しですが、もうひとつのおすすめが、梅酢。
梅干しをつけた後の上にあがってくる、ほんのりピンク色の液体なのですが、この調味料がけっこうおすすめ
ご飯に混ぜたり、ドレッシングにしたり、野菜をつけたり・・・
お酢に比べて塩分が強いので、酢の感覚で使ってしまうと、塩っ辛くなってしまうので、味を見ながら、量は調節しましょう。
そうそう、この季節我が家でよく作るのが、梅ご飯
ご飯を炊くときに梅干しをポンと入れて、一緒に炊いて、ざっくりと混ぜて、できあがり!
最後に、すりごまや青じそをきざんでのせても
「料理」と言えるほどのものでもないのですが
ほんのり梅の風味がして、おいしいですよ
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
我が家の朝食によく登場するのが、野菜ジュース。
トマト、きゅうり、セロリ、ピーマン・・・などなど冷蔵庫にある野菜をフードプロセッサー(ミキサーでもOK)にかける、ガスパチョ風なトマト野菜ミックスジュースなんですが、けっこうこれが好評
さて、そんな手作りの野菜ジュースもおいしいのですが、毎回の手作りは、朝の忙しいときに大変!!
材料が冷蔵庫にないし・・・なんてときも。
そんなときのために、けっこう私は市販の野菜ジュースをストックしています。
実は野菜ジュースって、健康飲料として飲む以外に、お料理にもいろいろと使えるので、意外と重宝な代物
というのも、いろいろな野菜の味が入っているので、ちょっとできあがりのお料理の味わいが深くなるような感じがするのです
私はよく、ちょっとした煮込み料理やスープなど、汁気のあるお料理に使っております。
そうそう、お料理に使うときは、果物が入っていない、甘さ控えめのものを選ぶといいですよ〜。
塩分は加える塩で加減すればOKなので、無塩のものでなくてもOKです。
ちなみに、ご飯を野菜ジュースで炊く場合は、水分量が足りなくなって、ご飯がポロポロになってしまうので、水と野菜ジュースを半分ずつぐらいの割合が適当です