こんにちは!
料理家の竹内ひろみです。
最近、 「美容効果が高い 」と 話題の『米ぬか』が気になっています。
米ぬかは、玄米を精製したあとに残る種皮や果皮などの粉末状の物なのですが、そのさらさらの粉には玄米の栄養素(ビタミン、ミネラル、食物繊維)が豊富に含まれています
特に注目の栄養素は「ビタミンB1」
米ぬかから発見された水溶性のビタミンで、疲労回復の栄養素とも言われています。
ビタミンB1が不足すると糖質が分解されず、乳酸などの疲労物質がたまって疲れやすくなります 。
糖質は脳や神経の大切なエネルギー源になるため、充分にエネルギーが補給されないと、イライラしたり、怒りっぽくなったりもします
また、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるため、不足すると口内炎や口角炎などができやすくなってしまうのです
さて、そんな栄養満点の米ぬか。
ぬか漬けをイメージする方が多いと思うのですが、米ぬかの利用方法はぬか床にする以外にもたくさんあります
料理で使う場合は、生のままだと多少使いづらい部分があるので「炒りぬか」にしておくといいですよ。
米ぬかをフライパンに入れ、弱火で、きつね色になるまでゆっくりと炒めるだけ。香ばしさと旨みが増します
冷蔵庫で1週間程保存可能なので、我が家でも米ぬかを炒ってストックしてあります。
こうして作った炒りぬかは、パン粉に混ぜたり、ナッツ類と合わせてサラダのトッピングにしたり、クッキー作りなどに少し加えるとコクがアップするので、とても重宝しますよ
料理以外の米ぬかの活用方法もたくさんあります。
米ぬかが散らばらないように お茶パックに入れてお風呂に入れたり、石鹸のかわりに使います。
米ぬかにゴマ油と小麦粉を混ぜ合わせたパックを顔にのせて、美肌効果 をねらうなどなど、生活全体に使えるので、ぜひ、日常の生活に取り入れてみて下さいね!
ただ、お米の残留農薬のほとんどは米ぬかに含まれてしまうので、できれば化学肥料、農薬を多用した米は避けた方がよいです。
それでは、本日は『米ぬかクッキー』をご紹介します。
米ぬかならではの味わいをお楽しみ下さい。
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
11月になるとグッと気温が下がり、温かい食べ物が恋しくなりますね
鍋や温かい麺類も良いですが、グラタンやドリア、チーズフォンデュなどのチーズをたっぷり使った料理もおいしいですよね。
今年(2014年)のボージョレ・ヌーヴォーの解禁日は11月20日です
チーズはワインと相性抜群
大型スーパーや百貨店などでは各国の様々なチーズを買うことができ、ワインとの相性を考えながら選ぶのも楽しいものです
そこで今回は、『チーズの豆知識』をご紹介します。
チーズにはたくさんの種類がありますが、大きく分けて「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の2種類があります。
「ナチュラルチーズ」は、牛や羊などの乳を乳酸菌と酵素で発酵させて固めた物です。
「プロセスチーズ」は、ナチュラルチーズを加熱処理して保存性を高めた物です。
加熱していないナチュラルチーズには、乳酸菌や酵素が生きたまま含まれているため、腸内で善玉菌を増やして腸の働きを整え、便秘の予防に効果が期待できます。主な成分は、たんぱく質と脂質ですが、チーズに含まれるたんぱく質は酵素の働きによって消化しやすいのが特徴です。
その他にもビタミンAやB2、カルシウムが豊富に含まれています。チーズのカルシウムは、たんぱく質と結合した状態で含まれているの吸収されやすくなっています。
また、アミノ酸の一種であるメチオニンが豊富に含まれているので、アルコールの分解をスムーズにし、肝臓に優しいので、まさにおつまみに最適な食材なんです
さて、今回は『北欧風ポテトグラタン』をご紹介します。北欧では、ヤンソンの誘惑と言う愛称を持つ定番の家庭料理です。ぜひお試し下さいね
※「ヤンソンの誘惑」とは、厳格なベジタリアンであるヤンソン氏が、誘惑に勝てずについ食べてしまった・・・ということが名前の由来になっているそうです。
こんにちは!料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
最近、私はヨガに通い始めました。
そして先日、ヨガの先生と「食&ヨガのコラボレッスン」を行ないました。
そのときの食の内容は、「ヨガなのでアーユルヴェーダの考えに基づいた物でお願いね 」との依頼されました。
アーユルヴェーダとはインド大陸の伝統的医学で、ユナニ医学(ギリシャ・アラビア医学)、中医学と共に世界三大伝統医学のひとつ。
アーユルヴェーダの根本理論は「トリ・ドーシャ理論」と言い、「トリ」は3を、「ドーシャ」は濁りを意味しています。
その理論とは・・・
人は生まれつき、3つの体液:ヴァータ(Vata)、ピッタ(Pitta)、カパ(Kapha)を複合的に持っていて、この3つが体内をスムーズに流れていれば健康な状態であり、逆にバランスが崩れると病気になるという考え方です。
そして、この3要素のバランスによって、個々の体質が決まり、
体質ごとに何を食べたらいいのかなど、対応方法が違ってきます。
そのため、コラボレッスンでもまず、自分の体質:ドーシャバランスをチェックすることから始めました。
そして、食の場面では、その体質に合った食材を、基本となる料理に自分で組み合わせてオリジナルの料理を完成させるという方法で進めました。
普段、自分の体質を気にすることはあまりないと思いますので、改めて自分の体を見直す有意義なコラボレッスンとなり 、参加した方からもうれしいお言葉を頂きました
健康を考えるとき、いろいろな食の情報があるので、何を選択するのかは個人の自由だとは思うのですが、大切なことは、自分の体の声を聴くことです。
例えば、クールダウンさせる食材があったとします。
身体がほてっている人にとってはおすすめの食材ですが 、冷えている人にとっては摂らない方が良い食材の場合もあります。
ある人にとってはベストな選択だとしてもそれが合わない人にとってはNGの選択となることもあるので、自分の体質を知って、その体質に合った食生活ができるといいですね
さて、本日ご紹介するレシピは『エビと野菜の味噌マリネ』です。
エビは、高タンパク質で低カロリー。鉄も含みますので貧血予防には効果的です。
野菜と組み合わせてバランス良く頂いて下さい。
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
昨年、著名な医学博士が取り上げたことで、『水キムチ』が注目を浴びました。
今でも美容などに良いと話題になっていますが、今回はそんな水キムチの栄養にスポットを当ててみたいと思います
水キムチは、大きく分けると2種類あります。
丸漬けの水キムチ
主に小振りのダイコンを丸ごと漬けた物で、冬沈(トンチミ)と言います。白菜キムチとともに代表的な物で、秋の終わりになると、越冬用のトンチミを大量に漬け込みます。
昔は大きなカメにキムチを入れて、土の中に埋めていました。
低温で長期保存ができたため、翌年の春まで味わえました。現在はキムチ冷蔵庫のお陰で保存性が高まっています
食べるときはダイコンを一口サイズに切り、汁もたっぷり添えます。汁は辛みがなく、サイダーのような爽やかさ。冷麺のスープにも欠かせません
切漬けの水キムチ
白菜とダイコンを短冊状に切って漬け込んだ、ナバクキムチが代表的です。朝鮮王朝時代によく食べられていた物で、当時は漬け汁が白濁していました
唐辛子が朝鮮半島に伝来してから汁が赤く染まり、現在のナバクキムチになりました。
この2種類の水キムチは、具よりも汁を楽しむ物。そして、この汁に栄養が詰まっています。
そもそも、キムチは発酵により乳酸菌が増えますが、水キムチの乳酸菌は一般的な白菜キムチよりも倍近くの量
腸に働きかけ、腸内環境を整えてくれます。
その結果、デトックス、美肌、ダイエットに効果があるんですね。
ちなみに韓国人女性の食事の量は多い方ですが、キムチや野菜の摂取が多いので、美容の面でもその恩恵を受けているように思えます。
また、食欲がないときは水キムチの汁をコップ一杯飲むだけでも、元気になります。汗をかいたときの水分や塩分補給にも良いです。
私がおすすめのアレンジレシピは「素麺入り水キムチ」です。
ゆがいた素麺を洗って水気を切り、水キムチに投入するだけ。
水キムチはたくさん作っておくと便利ですよ。
さて、本日のレシピは、『キュウリの水キムチ』です。
梨で自然な甘さを出しています。
発酵させる時間が必要ですので、残念ながらすぐに食べられませんが、味をみて程よい酸味が出てきたら、食べ頃です
今回のレシピは、アミの塩辛のタンパク質とカルシウムなどのミネラル、野菜のビタミン、食物繊維なども一緒に摂れる優れ物です