こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
ソウルに行くと必ず立ち寄るのがスーパー。
日本にはない珍しい食品を眺めているだけで、わくわくします
韓国では日本と同様に生産性の向上により、季節を問わずを野菜が手に入りやすくなりました。
しかし、いまだ目に付くのが、保存食の多さ
例えば漬け物である発酵食品のキムチは、野菜が手に入りにくい厳しい冬を乗り越えるために生まれました。
11月から12月にかけて大量の白菜を漬け、大きなカメに詰めて土の中に埋めます。
地中は温度変化が少ないため、長期保存が可能なんですね
そんなわけで、翌年の春まで、そのキムチを少しずつ取り出して食卓に並べることができるのです
また、長期保存の方法は発酵させる他に、乾物にする方法もあります
余談ですが、以前、知人のお宅で乾物ばかりを使ったビビンバを頂いたことがあります。
具材は桔梗の根、ツルニンジン、ワラビなどなど。
見た目には茶系で素っ気ないのですが、食べてみると口の中に乾物特有の旨みがふわっと広がり、とてもおいしかったです
その種類はとても多く、韓国には乾物専門の市場がある程。
乾物は韓国の食生活を支えていると言っても過言ではありませんね。
それでは、本日は乾物を使ったレシピ、
「切り干しダイコンの和え物」をご紹介致します
韓国の切り干しダイコンはちょっと太めで、味をしみ込ませるのにやや時間がかかるので、今回は日本の切り干し大根を使ってみました。
こんにちは!
料理研究家のひろろ こと 竹内です。
「毎日暑いですねー 」の挨拶が毎日定番の今日この頃。
ついつい、冷たいものをぐぐーっと一気に飲みたくなりますよね
冷たい物はと言う訳ではないのですが、
摂りすぎると身体の内側から冷えてしまい、夏以降、だるさや不調の原因になってしまうことがあるのです
すぐに冷たい物に手を伸ばす前に、ぬるめのお茶などを飲んでみて下さい。意外と喉の渇きが潤い、スポーツドリンクなどの冷たく甘いドリンクをガーーっと一気に飲むよりも、身体がクールダウンできます
特に、酸味やジンジャーが効いているハーブティなど、適度に味にアクセントがある物がおすすめです
また、夏のご飯にちょっとした工夫を取り入れることがおいしく、楽しく、暑い夏を乗り切るコツなのです 暑い日はどうしても、キッチンで火を使うことを敬遠したくなりますよね
ついつい、サラダ類や、さっとできるそうめんなどなど・・・あまり火を使わないお料理に偏りがちになります
そんなときは、身体を温める作用のある食材をプラスしましょう
さっぱりとした麺類を頂くときには、身体を温める作用のあるショウガやネギ、しそなどを薬味として添える。
スパイス類(こしょう、唐辛子など)を味のアクセントに加える。
・・・といった具合に食材を上手に組み合わせるとバランスが取れますよ
また、トマトをさっとソテーする。キュウリもゴマ油で炒めて中華風になどのように生食可能な食材にも火を通すと良いですね
食卓に新鮮な野菜を使ったサラダ(火を通さないメニュー)、
スープや煮物、焼き物など(火を通すメニュー)など、調理方法に偏りがないようにすると良いです
食事以外でもお風呂に入る際、シャワーで済ませるよりも、
ぬるめの湯に浸かったほうが、1日の疲れも取れますし、
冷房などで冷えた身体を芯から温めることができるのでおすすめです。
さて、本日はカレー味の炒め野菜とご飯を合わせた
「カラフル野菜のカレー風味ご飯」をご紹介致します。
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
今年は梅雨の時期から強い日差しが降り注いでいますね
夏は肌の老化を早める要因があふれています。
紫外線、クーラー、扇風機による乾燥、汗・・・
美容をテーマにしている某女性雑誌を見ると、「老化は夏におこると言っても過言ではない!」というなんとも恐ろしいキャッチフレーズが
そこで、今回は夏に旬を迎えるアンチエイジング食材『ズッキーニ』についてご紹介致します。
『ズッキーニ』は、見た目はキュウリに似ていますが、実はカボチャ属に分類されるカボチャの仲間です。
日本では、皮が緑色の細長い形状の物が一般的ですが、皮が黄色い物や、丸い形の物などいろいろな種類があります。
栄養価は、ビタミンA、C、カリウムを豊富に含んでいます。
ビタミンAは抗酸化作用があり、体内の細胞の酸化を防ぎ、シミやシワを防いでくれるアンチエイジング効果が期待できます。
また、ビタミンCが豊富に含まれていますので、夏風邪も予防してくれます。
栄養価を見ると、やはりカボチャの仲間だということが納得できますね。
ズッキーニは、オリーブ油ととても相性が良く、弱火でじっくり炒めると甘味が増し、独特の食感が楽しめます。
さて今回は、 『ズッキーニとトマトのパセリパン粉焼き』 をご紹介しています。
おもてなしにもぴったりのおしゃれなメニュー
です。
ぜひお試し下さいね
こんにちは、
料理家の野上優佳子です。
夏になり、様々な緑のハーブが美しく葉を広げて、花を付ける物もあちらこちらで見かけますね
そのひとつが「オレガノ」(oregano)。
丁度この時期から秋にかけ、ピンク色や白い可憐な花を咲かせます。和名はハナハッカ、シソ科の多年草で地中海沿岸の丘陵地が原産地。
日本でもドライハーブとしてはとてもおなじみで、最近ではフレッシュな物も手軽に購入できるようになりました
原産地が丘陵地だからでしょうか、名前はOriganum、「山の喜び」という意味のギリシャ語に由来しています。
乾燥に強く、かなり丈夫しかもお花も楽しめるので、キッチンガーデニングのハーブとしてもおすすめです
ちなみに日本には、食用ではなく観賞用として江戸時代末期に渡来したと言われています。
主に葉を使用しますが、香りや味の特徴としては、マジョラムとよく似ていて、さらに強い香りを放ちます。
トマト料理やチーズとの相性が良く、地中海料理全般はもちろん、ピザの香味付けには欠かせない物のひとつ。
魚の他、ラムなどの強い香りのお肉の臭み消しにも有効です。
オレガノを食べたことがないわ、と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実はトマトケチャップやウスターソースの中にも使われていて、私たちの食生活にとても身近なハーブのひとつなんですね
さて本日は、今が旬の夏野菜がたっぷり摂れる「カジキと夏野菜のオイル煮」のレシピをご紹介します。
このオレガノとタイム、2種類のドライハーブを使い、カジキを加えて旨みをプラス
オリーブ油と野菜の甘みが味わえて色合いもきれいな一品です。
ぜひお試し下さいね