こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国で代表的な麺料理と言えば、そば粉とでんぷんで作った冷麺が挙げられます。
日本での知名度は、ダントツですよね。
冷麺の他には、小麦粉が原材料のククスがあります
ククスは直訳するとスープなのですが、麺料理自体のことを「ククス」とも言います。
はっきりした起源は分かりませんが、中国の唐と同じ頃に、朝鮮半島では麺料理が普及していたと思われます。
韓国では、ククスをお祝いの席でよく食べます
結婚式、子どもの1歳のお祝い式、還暦などの宴席ですね。
このときのククスは、チャンチククスと言います。
チャンチとは「お祝い」を指します。
長い麺には、おめでたいことが細く長く続くこと、長寿への願いが込められているので、お祝い料理の定番と言えます
ちなみに、春雨を使ったチャプチェも、同様の意味でお祝い料理です。
チャンチククスは、牛肉で丁寧にスープを取って味付け。
具材には、韓国料理の基本である青・赤・黄・白・黒の五色を使います。
栄養バランスも良い上に、見た目にも美しいので、ホームパーティーのメニューにもオススメですね
今日のレシピは、チャンチククスの温麺です。
だしは煮干しと昆布を使い、牛肉スープよりも手軽に作れるようにしました
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
「何を作ろうかって考えるの大変!!毎日の献立ってどんな風に考えてるの?」
と、先日のママ友とのお茶会で話題になった、毎日の食事作り。
行きあたりばったりに、冷蔵庫の中の物とにらめっこして、その日の料理を決めるという方法もありますが、1週間の献立をある程度立てておくと、ラクになります
食材がなかったり、気分が変わったりすることもあるので、大枠のみを決めることをおすすめします。
ポイントはふたつ。糖質(ご飯・麺類・パンなど)・タンパク質(大豆製品・肉・魚・卵)、ビタミン、ミネラル類(野菜・海草類・乾物類など)を、バランス良く配置すること。
1週間で、和食・洋食・中華・エスニックなど、食のジャンルの柱を作っておくこと。
こうすると、栄養のバランスも摂れ、食にバリエーションが付くので飽きることがない食卓になります。
まずメインの食材を決めてから、次にジャンルを決めるとスムーズに決まります
例えば、朝食。
タンパク質の卵を選択した場合、月曜日は目玉焼き(和食)、火曜日はスクランブルエッグ(洋食)のようにざっとメインを決め、ご飯やパンを合わせます。
同じように夕食も、肉の日・魚の日・豆腐の日のように割り振って、そこにジャンルをあてはめます。
メインが決まれば、それに伴って糖質が決まり、あとは旬の食材を副食として添えればOKです
ランチメニューは、家族の分は作らなくても良いことが多いので、手軽に作れるように、一皿で糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル類が摂れるように、食材を組み合わせてみましょう
本日のレシピは、そんなランチにもぴったりな、ワンディッシュレシピをご紹介します。
本年初めての更新になります。
料理研究家の吉田由子です。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。
さて、仕事や学校も始まり、いつもの生活が始まりましたね。
年末年始は、親戚の集まりなどでごちそうを食べたり、お酒を飲んだりする機会が多く、生活も不規則になりやすいので、太る要素が盛りだくさん
年が明けて落ち着いたころ、体重計に乗ってビックリし、ダイエットを始める方も多いのでは!?
そこで、今回は低カロリー食材の代表格「こんにゃく」についてご紹介します。
「こんにゃく」は、サトイモ科のこんにゃく芋から作られます。
プルンとした食感は、こんにゃくに含まれるこんにゃくマンナンと言う食物繊維が、水酸化カルシウムなどのアルカリ性の物質で変化したためです。
芋が原料というと、しっかりカロリーがありそうなイメージがあるのに、低カロリーって不思議ですよね
実は、こんにゃくは90%以上が水分で、残りの主成分であるこんにゃくマンナンは、人間の消化管では消化吸収できません。
そのため、こんにゃくは100gあたり5kcal程度の超低カロリー食材と言われています。
こんにゃくには食物繊維が豊富に含まれているので、腸内の老廃物を身体の外に排出し、血糖値の上昇を抑えて身体に脂肪を付きにくくする作用が期待できます。
また、こんにゃくは噛みごたえがある食材なので、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食欲が抑えられるという、うれしい効果も
まさに、ダイエットには最適の食材と言えます。
そのため、こんにゃくダイエットと呼ばれる、毎日こんにゃくを大量に食べるダイエットが流行ったこともありましたが、これはかなり危険
こんにゃくは人間の消化管では吸収されない食材のため、大量に食べると腸内にこんにゃくが詰まり、お腹が張って便秘になり、ひどくなると腸閉塞をひきおこす可能性もあります。
極端な食べ方をするのではなく、毎日の食卓に上手に取り入れて、健康的なダイエットにお役立て下さい
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国で漬物と言えば、真っ先にキムチが挙げられますが、その他にも漬物があります。
韓国語でチャンアチと言って、しょうゆ・味噌・コチュジャン味の漬物です
チャンアチは、唐辛子を使ったキムチの原型とも言えます。
ちなみに、しょうゆや味噌の歴史はとても古く、文献によると4世紀から7世紀の三国時代には必需品だったと思われます。
しょうゆや味噌に比べてコチュジャンは歴史が浅く、19世紀頃から作られるようになりました。
朝鮮半島では野菜が不足する厳寒の冬を乗りきるために、日本以上に保存食が発達。
チャンアチは長期保存が可能なため、先人たちの知恵から生まれた物なのですね
韓国でポピュラーなチャンアチと言えば、以下の物があります。
・ニンニク
・青唐辛子
・キュウリ
・タマネギ
・ダイコン
・・・など。
韓国では珍しい野菜のミョウガ、カリフラワーで作ってみてもおいしく、我が家では、これらの野菜が手に入るとよく作ります。
さて!本日ご紹介するレシピは「ダイコンのしょうゆ漬け」。
キムチよりも手軽に漬けられますので、ご自宅でお試し下さい