こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
今年は節電要請のため、うちわや扇風機が品薄になっているようですね。
できるだけ電力を使わず、夏を涼しく過ごす工夫があちこちで見られます。
そんな中、食べることで身体の中から涼しく!ということで、夏になると大活躍するのが「かき氷機」
今年は、「かき氷機」も品薄になっているようですね。
冷たいかき氷を口に入れると、すーーっと暑さがひいていきます
「いちご」「みぞれ」「ブルーハワイ」「カルピスマンゴー」など、氷みつもいろいろ用意して、「我が家のプチかき氷屋さん」を楽しんでいます。
毎日のように食べるので、もっとバリエーションを増やしたいと、いろいろ調べていて思いつきました
そうだ!あの「シロクマ」を作ってみよう
「シロクマ」とは、鹿児島名物の氷菓で、練乳とシロップをかけたかき氷に、フルーツや小豆、羊羹、寒天などをトッピングしたものです。
本場の味に近づけるには、焼酎などもシロップに入れるようですが、子供向けのため今回は省略。
フルーツや小豆も、フルーツみつ豆缶を使ってお手軽に
子供たちと一緒にトッピング!
てっぺんに、さくらんぼをちょこんとのせて・・・
とっても、かわいくできました
ぜひ、お子様と一緒に作ってみてくださいね
こんにちは。料理家の野上優佳子です。
夏が旬の魚が、ずいぶん出回ってきました
鮮魚店をのぞけば、スズキやイサキ、カンパチといった白身のおいしい魚が、いくつも並んでいます。
よく同じ魚でありながら、稚魚から成魚までの間に呼び名が変わる魚がいます。
出世魚と呼ばれ、「出世」という言葉が縁起良いことから、お祝いの席の食材として使われることもしばしば。
出世魚の代表的なものと言えば「ブリ」。
呼び名は地域によって異なりますが、主に関東では、稚魚の順からワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ、と名を変えます。
出世魚と呼ばれることはあまりないのですが、実はカンパチも、稚魚から成魚までの間に名前を変えます。
これも地域によって異なりますが、関東ではショッコ→シオゴ→アカハナと名前を変え、80cm以上の成魚をカンパチ、と呼ぶそうです。
さてこのカンパチですが、脂がよくのっていておいしいのもそうですが、身に締りがあって歯ごたえがあるのが特長
お刺身はもちろんですが、照り焼きや煮つけ、しゃぶしゃぶなどでいただいても、とてもおいしいお魚です。この季節に、ぜひ召し上がって下さいね。
さて今回は、このカンパチを使った、とてもさわやかなづけ丼をご紹介。
レモンを加えたつけダレが、さわやかなおいしさのポイントです。
こんにちは。料理家の野上優佳子です。
お盆になると毎年娘達と作るのが、「おはぎ」。
お仏壇に上げ、皆でおいしくいただきます。「ぼたもち」とも呼ばれますね。
日本の食文化や食習慣に古い歴史を持つこのお菓子は、とてもおもしろいことに季節によって名を変えます。
春の彼岸の頃に作るのは「ぼたもち」。漢字で書くと「牡丹餅」と書きます。
ボタンが咲く季節に作られ、その形を牡丹の花に見立てて呼ばれます。
秋の彼岸に作れば、「おはぎ」。漢字で書くと「御萩」。
秋の彼岸に咲く萩に見立ててそう呼ばれます。
では夏は?「夜船」(よふね)という名を持ちます。
ぼたもちのお餅は、通常の餅と違い、威勢よくペッタンペッタンとつかなくても作ることができます。
お隣さんが、いつ餅をついたのか分からないことから「搗き(つき)知らず」と言い、同じように、暗い夜は船がいつ着いたのか分からない、という例えにつながり、「夜船」というロマンチックな名がついたのだと言われています。
冬は「北窓」(きたまど)。これも「搗き知らず」が由来になっていて、月を知らない、つまり月が見えないのは北側の窓、ということからその名がついたのだとか。
昔の人は、風流なことを思いつくものです。
今回は、夏野菜の代表格、枝豆を使ったおはぎ「ずんだもち」を作ります。
東北地方の、特に秋田や岩手、宮城などでは枝豆を「ずんだ」と呼ぶ地域があり、すりつぶして砂糖などを混ぜて、お餅などの餡に使われます。
言葉の由来については諸説ありますが、「豆を打つ」→「豆打」(ずだ)が転化したもの、という説があります。
お豆の香りがよくて色鮮やかな緑の、とてもおいしい手作り和菓子です。ぜひお試しを
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
お料理に欠かせない調味料っていろいろありますが、その1番目にくるのは「塩」ではないでしょうか?
「塩梅」って言葉もあるように、塩加減で味の良し悪しが決まってしまうことって多々ありますよね。
塩が強すぎてもおいしくないし、塩気が足りないと味気ないし・・・。
微妙な塩加減って、ほんと難しい!!
さて、今日はそんな塩の使い方について、あれこれお伝えいたします
よくレシピの最後に、「塩・こしょうで味付けをする」とあります。
もちろん、仕上げの味決めは、とっても大切なので、ここは省くことのできない工程ですが・・・。
仕上げの塩の前に、味を引き出す塩をひとつまみ加えると、素材のおいしさが引き出されます
一番よく分かるのが、玉ねぎ!
玉ねぎを炒めるとき、油が回ったかな?というときに、ひとつまみの塩をふってみてください。
玉ねぎの甘味やおいしさがより引き出され、その後の仕上がりが、さらにおいしくなります
そうそう!塩もいろいろな種類があり、何を使おうかほんと迷ってしまいますよね〜
高い塩がおいしいのは分かるけれど、全部に使うのはちょっと・・・というときは、使い分けをしてみてもよいかな?って思います。
我が家では、おにぎりなど、塩の味を直で感じられるものにはちょっと高めのお塩。
葉物をゆでるのには、少し安めのお塩と使い分けています
最後に、あると便利な塩は、「焼き塩」です。
粒子が細かいので、ちょっとふりかけたいときなどに重宝しますよ