こんにちは、料理家の野上優佳子です。
とても気持ちの良い季節がやってきましたね
外で頂くご飯もお天気の良さが加わってさらにおいしく感じられます。家族やお友達と一緒に戸外でのパーティーを楽しむ方も多いのではないでしょうか
パーティーのときはやっぱり、食事が主役のひとつ。
お互い初対面同士でも、そのレシピや食材の旬や産地について話題にすることもできますし、地域性を感じられる料理ならばご当地ならではの話で盛り上がることができます。
このように「食」は話題作りにもってこいのテーマだと思います。
一皿に料理だけでなく会話のきっかけもたくさん詰め込まれているわけですね。
本当においしい物が目の前にあると、自然と会話にも花が咲き、一気に交流も深まります
「食事 」と言うとメイン料理やサイドディッシュ、お酒のことはいろいろ頭を悩ますけれど、意外と手薄になってしまうのが食後のドリンクです。
でも、食後のドリンクは、人をとても和ませてくれるのです
メインディッシュが登場したとき、場のテンションは一気に上がります!
アルコールなども進み、和気あいあいとした時間が流れますね。
一方、食後のドリンクの時間は、少人数で着席などして、クールダウンしながらゆったり交流を深めることができます。
お酒が苦手 な人にとっては、スイーツ などと一緒に味わえるこの時間の方がずっと楽しみ、ということも。
そんなときに、印象的なドリンクを提供することができたら、とても素敵
私のおすすめは、本日ご紹介する「フルーツティー 」です。
季節のフルーツを入れるだけなのですが、いつもの紅茶が見た目も香りもとても華やかになって、飲む人にも本当に喜ばれます。
ちょっとした手間で思い出に残るおもてなし、ぜひ試してみて下さい。
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
ここ数年、パンケーキやフレンチトーストなどの朝食がブームになっているようですね
最近では、とあるカフェで2時間待ちの行列ができ、朝食のつもりで並んだら食べることができたのは昼食の時間になっていた・・・というエピソードがある程人気のメニューがあります。
そのメニューとは・・・『エッグベネディクト』です
半熟に仕上げたポーチドエッグをナイフで割ると・・・
とろりと流れ出す卵の黄身がたまりませんね
エッグベネディクトは、イギリスが発祥の地であるという説、ル・グラン・ベネディクトという夫人がニューヨークで考案したという説、フランスに移住したアメリカ人、イライアス・コーネリアス・ベネディクトという男性が考案したという説など諸説がいろいろとあります。
この料理で使う「オランディーズソース」はフランス料理によく使われるソースですので、フランス料理とアメリカ料理が上手く融合し、アメリカから広まった料理・・・と私は解釈しています
定番は、カリッと焼いたイングリッシュマフィンに、ポーチドエッグと厚切りにして焼いたベーコンをのせ、卵の上には、オランディーズソース(バターと卵の黄身をレモン汁で乳化させ、塩と黒こしょうで味付けした物)がたっぷりかかっています。
具材にエビやスモークサーモン、ホウレンソウを使った物など様々な種類があります。
大流行のエッグベネディクト!
お店で本格的な物を頂くのもいいですが、ご家庭でも作ってみませんか?
というわけで、今回のレシピは『エッグベネディクト』をご紹介します。
ご家庭で簡単に作れるアレンジレシピです。具材をアレンジして我が家のエッグベネディクトを作ってみるのも楽しいですよ ぜひお試し下さい。
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
新学期が始まって1ヵ月を過ぎ、お弁当生活も本格的に日常化する頃ですね。
我が家のお弁当、子供達にそれぞれ人気のメニューがありますが、サンドイッチもそのひとつ。
たっぷりの具を隅々までしっかりはさんだ分厚いサンドイッチは、家庭で作るからこそのおいしさ。
私も、作るのも食べるのも大好きです
サンドイッチが日本で普及するに至ったきっかけのひとつは、駅弁です 。明治に入り、食も数多くの西洋文化が日本人の日常に流れ込んでくる中、銀座や横浜、神戸などのデパート大食堂や高級洋食店 などにサンドイッチのメニューも登場しました。
でも庶民にはちょっと遠い存在だったようです。
そんな中、神奈川県を走る横須賀線大船駅で、1899年(明治32年)に駅弁としてハムのサンドイッチを、大船軒というお弁当屋さんが販売しました。
当時、第2代首相ともなった黒田清隆が懇意にしていたその店の創業者に、外遊の際に食べたサンドイッチの話をし、「駅で売ってみたらどうか」と助言したのがその始まりだったとか。
サンドイッチ駅弁は一大ブームを巻き起こし、瞬く間に全国各地に広まったそうです。
さらに1925年にはマヨネーズが日本で売り出され、終戦後は給食でのパン食
も始まり、各家庭で日常のメニューとして定着してきたのはこの頃からのようです。今ではすっかり、定番のお弁当メニューになりましたね。
さて今回は、様々なサンドイッチの中から「カツサンド」の作り方をご紹介します。
カツサンドは日本発祥のサンドイッチ
キャベツとトンカツ、そしてパンのコンビネーションは最高
普段のお弁当や行楽弁当でも、皆が大喜びする鉄板メニューです。ぜひお試し下さいね。
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国人は記念日をとても大切にしています。
特に「100」という数字にこだわりがあり、 「100日記念日」が様々な形で存在します。
赤ちゃんにおいては、健康に100日過ごせたことに感謝をし、さらなる成長を願って「百日祝」を行ないます
お祝いの席は家族や親戚が中心。
親戚は赤ちゃんに「ペギルパンジ」をプレゼントします。
日本語に訳すと「百日の指輪」。赤ちゃんの指にピッタリな金の指輪です。
さらに1歳のお誕生日パーティーが結婚式の披露宴並みに盛大です。
トルジャンチと言って、 「トル」は1歳の誕生日、「ジャンチ」はお祝いを意味します。
大昔は子どもの死亡率が高く、1歳を迎えることに大きな意味がありました。朝鮮王朝の時代には、トルジャンチが裕福な貴族の間ですでに行なわれていたそうです
現代は医学が発達したので、当然ながら死亡率は極めて低い一方ですが、1歳を祝う風習は受け継がれています。
このトルジャンチ、一般的にはホテルのパックプランを利用する方が多いようです。
本当に披露宴のようですね。
当日、トルボッと言う韓服を来た赤ちゃんは、両親と一緒にひな壇に座ります。パーティーの目玉は「トルチャビ」という占い。
赤ちゃんの前に本、お金、筆、糸などを並べて、掴んだ物によって将来を占うのです。本 or 筆・・・勉強家
お金・・・お金持ち
ナツメ・・・子孫繁栄
糸・・・長寿
最近のトルジャビでは、ボールやマイクなども並べられ、ボールだったらスポーツ選手、マイクを掴んだら歌手になるという意味も込められています
両親の希望に添わない物を赤ちゃんが選んだ場合、トルチャビをやり直すことも。
ゲーム感覚で、とても盛り上がるんですよ。
料理と言えば、トルジャンチならでは物はありませんが、末永い幸せを願うチャプチェやジャンチククスという温麺や、チヂミ、肉と野菜の煮物などの定番料理が振る舞われます。
私も友だちのお子さんのトルジャンチに出席したことがありますが、家族の良い思い出になる素敵なイベントだなと、ほのぼのしました
それでは、本日の料理は、韓国のお祝いの席によく登場する「豚カルビの煮物」です。
スペアリブを使っているので、骨から出た旨みも味わえますよ
ぜひお試し下さい。