こんにちは!
料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
グリーンピースご飯や桜ご飯など、春らしさを感じる炊き込みご飯をよく見かけるようになりました
炊き込みご飯を炊くときに、うるち米にもち米を加えて作ると、独特の食感が加わり、おいしくなります
また、ご飯を炊くときにもち米を加えて炊くと、冷めてからでもあまりボソボソにならず、蒸し直してもおいしいです
うるち米ともち米は、含まれているでんぷん構造に違いがあります
もち米に100%含まれているでんぷんは、アミロペクチンと言って、ブドウ糖のつながりに枝分かれがあり、からみあっているので、炊くと粘り気の強いご飯ができます。
一方、うるち米にはアミロースと言う、ブドウ糖のつながりに枝分かれがなく、まっすぐにつながっているでんぷんが2割近く含まれるため、さらさらっとしていて粘り気のないご飯ができます。
水加減にも違いがあり、うるち米が同量〜1.2倍に対して、もち米の場合は、米:水=1:0.9が基本となります。
他に、もち米をベースにした食材に、「道明寺粉」や「白玉粉」があります
道明寺粉とは、水洗いしたもち米を水に浸け、蒸したあとに乾燥させて、くだいた保存食
目にする頻度が多いのは、春ならではの和菓子「さくらもち」のときですが、食材にまぶして揚げたり、蒸したりと料理にも使えるので、用途が広い食材です
もち米同様、もちもちっとした独特の食感がおいしいです
こんにちは!
料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
洋風の煮込み料理などに欠かせない、トマト系調味料のひとつに「トマト缶」があります。
「トマト缶」には、「ホールトマト」と「カットトマト」の2種類があります。
なんとなく、カットしてある方が、切る手間が省けるから便利!という感じで手に取る方もいらっしゃるかと思いますが、実は調理によって使い分けるとおいしさがアップします
両方の缶詰とも完熟トマトを使用しているのですが、「ホールトマト」には細長いタイプの果肉のやわらかいトマトを使用していて、「カットトマト」には果肉のしっかりとした丸型のトマトを使用しています。
そのため、「ホールトマト」は煮込み料理など、時間をかけてじっくりと火を加える料理にむいていて、「カットトマト」はさっと煮るスープやそれほど時間をかけないで仕上げる料理、トマトの感触を残したい料理にむいています
「ホールトマト」を煮込みで使う場合は、果肉がやわらかいので、火が通ると木べらなどでつぶすだけでほぐれるので、あらかじめ刻んで加えなくてもOKです
また、加熱して使うイメージの強いトマト缶ですが、「カットトマト」は、ガスパチョやサラダなど火を通さない料理にもおすすめです
トマト缶は、完熟トマトが手に入らない時期でもそのおいしさが楽しめるので、ストックしておくと便利な食材です。
また、非常時の野菜不足に、保存食としてもおすすめです
こんにちは!
料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
まだまだ肌寒い日々もありますが、だんだんと春を感じる季節になりました
店頭にも春らしい華やかなお菓子が並び、どれを買うか迷ってしまう今日この頃
スイーツに欠かせない食材と言えば、生クリーム。
一口に生クリームと言っても、スーパーの乳製品コーナーには、いくつかの種類があります。
その大きな違いは、動物性か植物性か。
そして動物性の中でも違いがあり、その差は値段にあらわれています
その違いは、入っている乳脂肪分の割合。
この比率で、泡立てられる固さに違いが生まれます。
乳脂肪分が低い物ほど、泡立てすぎに注意が必要です。
泡立のポイントは、下記の通りです。
冷えているほうが泡立ちが早いので、ボウルの下に氷を張った別のボウルを置いて泡立てます。
電動の泡立て器を使用する場合は、泡立てすぎてしまう場合があるので、ある程度固くなってきたら、最後の仕上げは手動の泡立て器で調節しましょう。
泡立てすぎて分離し始めてしまったら、捨ててしまわず、そのまま泡立て続けましょう。
徐々に固形分と水分に分かれ、固形分はバターになります。(手作りのバター、とてもおいしいです。)
生クリームはお菓子のイメージが強いですが、料理に加えてもコクが出るので、おすすめです
市販のトマトソースに加えると、酸味がやわらぎます。
また、しょうゆや味噌など和テイストの調味料を加えて少々煮詰めると、ちょっと変わったソースができます
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
我が家には、常にキムチが冷蔵庫に保存してあります。
豪華な料理を食べたあとは、ご飯とキムチで簡単に済ませたいと思うこともあり、飽きないおいしさは、キムチの魅力です。
さらに栄養的な魅力と言えば、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、キムチは世界五大健康食品に選ばれています
私自身、定期的にキムチを食べるようになってから、体調を大きく崩すことがなくなりました
キムチに使用されている各素材は、身体に良い物ばかり
野菜を加熱せずに塩漬けをしているので、野菜に多く含まれるビタミンが摂れます。
ニンニクのアリシンには、血液の循環が良くなる働きがあり、サラサラに。
さらに殺菌効果があり、病気への抵抗力が付きます。
唐辛子のカプサイシンは、脂肪の代謝をアップ
血流がスムーズにもなるので、アンチエイジングにも働きかけるんですね。
また、キムチは発酵食品のため二次的な効果が。
発酵により生まれた乳酸菌は、腸内環境を整えてくれるんですよ。
とは言え、日本の方は子どもの頃から食べている訳ではありません。
一度にたくさん摂取すると、唐辛子により胃が荒れる場合もありますので、気を付けて下さいね
皆様、「キムチチゲ」を召し上がったことはありますか?
韓国では、日本のおみそ汁のような存在で、汁物の基本と言えます。
汁物のレパートリーを増やしたい方は、キムチチゲを取り入れてみて下さい。
特に冬は身体の中から温まるので、オススメです